実在の事件をもとに、社会問題にもなっている児童虐待に真正面から向き合った衝撃作。主演はテレビドラマ『イ・サン』のヒロイン役で一躍トップ女優となり、その後も『密偵』など話題作に出演するハン・ジミン。本作では本人自ら出演を望み、清純派のイメージを脱ぎ捨て、タバコを吸い悪態をつく、心に傷を負った主人公を体当たりで演じる。子役のキム・シアは、6000人のオーディションから選ばれ本作でデビューをはたした新人。監督は、イ・ビョンホン主演『バンジージャンプする』の助監督などをつとめたイ・ジウォン。本作で念願の監督デビューをはたした。

母親から虐待され、捨てられて施設で育ったペク・サンアは、心に傷を抱えたまま生きていた。レイプ事件に巻き込まれた際には、犯人の父親が有力者だったため、逆に彼女が刑に服す形となった。刑事のジャンソプはサンアを常に気に掛けるが、出所後も彼女は荒んだ生活を送り、周囲からは「ミス・ペク」と呼ばれ揶揄されていた。そんなある日の夜、サンアは道路の片隅で震えている少女ジウンと出会う。お腹を空かせたジウンの体は痣だらけで、誰かに虐待を受けているのは明らかだった。目の前の少女と過去の自分とを重ね合わせたサンアは、ジウンに手を差し伸べようとするが……。

11月15日(金)シネマート新宿・心斎橋にて開催される「のむコレ」にて上映される。

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11 Comments

  1. 世界共通ですからね。被害者ぶって欲に溺れた結果。情けは人のためならずと言う言葉を履き違え、くべ続けた私達も愚かだったんですけどね。在る意味私達がこの幼女を産み出したんだと思います。

  2. 数回見ましたがとても痛く悲しかったです。是非一度見てみて下さい。

  3. あたしの家は両親が不仲で、子供の時の単純な疑問として、母親にそんなに父親が嫌いなら何故一緒になったのかときいたら、あんたができたからって言われてデキ婚だということを知ったけど、なんて言ったらいいかわからんくて、あ、ごめんよって言った🙄あんたのせいじゃないよって言ってくれたからうちの母親はなかなか良い奴だ。🙄

  4. 戦争、暴力、貧困、虐待、人間ならではの苦しみ。許してはいけない。その為の記憶を誰もが持っていたいから観たいのです。

  5. 子供は親を選んで産まれてこれない…辛いし心が痛い映画でしたが、ラストは…………………救われました。

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