武田真一
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フリーアナウンサー武田真一(57)が、6日放送のTOKYO FM「川島明 そもそもの話」(土曜後5・00)にゲスト出演し、NHK時代の放送事故クラスの大失敗を告白した。
筑波大から90年、NHKに入社。その後、故郷の熊本放送局に転勤になった。「番組を持つというよりも、夕方のニュース番組がその局のメーンの番組なんですね。自分でネタを探してきて、5、6分のニュースリポートを作るのが仕事で、それを1000本ノックのようにやりました」。現場で取材し、伝える過程を徹底的にたたき込まれたといい、「あとはラジオの天気予報を読んだり。シフト制なので、朝のニュースとか夜のテレビニュースもあるんですけど、それを読む以外は、いろんなところに行って取材したりしていました」と振り返った。
当時はまだ駆け出し。アナウンス技術も未熟だったようで、「ニュースを読めば引っかかりまくりで、時間に収めるということが全然できなかった。時計を見ながら原稿を読むということができなくて、原稿を読んでいると時計を見られない、時計見ていると原稿をどこ読んでいるか分からなくなるという」と話した。
そんな中、生放送中に大トラブルが発生したという。15分間のニュース番組でのことだった。「ニュースの原稿用紙って、A4の紙に大きい文字で書かれていて、それが束になっているんです。15分のニュースだと5、6束ある。その順番を間違えちゃって」。それに気づかずオンエアに臨んだが、「次のニュースを読もうとしたら、違う束が出てきちゃって。焦って、え?え?どこ?どこ?といっているうちに…」。生放送だけに、そのまま映像は流れっぱなし。「1分、2分たっちゃって、どうしても見つからないんですよ、そういう時。え~?って」と、武田がひたすら焦って原稿を探している様子が、熊本中に流れたという。
「とうとう耐えきれなくなって、熊本城のお天気カメラになってしまって。(スタッフも)助けようがないから」。映像が切り替わっている間、スタッフがスタジオ内に入り、一緒に原稿を探してくれたことを明かした。
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