8月29日、卓球の早田ひなが自身のSNSを通じて、卓球の国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」(8月7~11日)で問題となったメディカルタイムアウトの件について説明した。

 あらためて振り返ると、2回戦で早田と張本美和が対戦。2ゲームずつ取り合って迎えた最終ゲーム、張本が4-2でリードの場面で早田がメディカルタイムアウトをとった。このとき早田のケアにあたったのは岡雄介トレーナーであったことから物議を醸すことになった。岡氏は早田のベンチコーチも務めているが、日本選手同士の対戦の場合、ベンチコーチがつかない慣習があり、この一戦でも両者にコーチはついていなかった。

張本美和が涙ながらに語った「疑問」

 だがメディカルタイムアウトでトレーナーではあるがベンチコーチでもある岡氏がケアしたことに、試合後、張本が涙ながらに疑義を呈した。

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「(早田の)コーチでもある方が治療をされていたので、そこはすごく疑問に思いました。アドバイスだってできるかもしれないし、そこはすごい試合中も疑問に思いながら待っていました」

 翌日には張本の兄である張本智和も「許せないと思います」と言及。

「メディカル兼コーチかもしれないので、中立のトレーナーがやるべきだと思います。もし何も会話をしていなくても疑われてもおかしくないし、認められないと思います」

 張本美和はメディカルタイムアウト中、コーチ不在で一人待機している状態にあり、その後、7-11と逆転負けを喫したこともあって、張本兄妹にとどまらず、批判の声も広がっていった。

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