江戸川乱歩「蟲」が蘇る。男女4人が堕ちる猟奇的な愛の結末は…映画『蟲』予告編

江戸川乱歩没後60周年記念作品 「RAMPO WORLD」人との接触を嫌う柾木(平埜生成)の前に現れた小劇場の女優・芙蓉(佐藤里菜)。儚くも美しく、猟奇的な愛の結末は…『蟲』予告編が解禁!

今年2025年に本格推理小説や怪奇・幻想小説の祖として後世に名を残した作家・江戸川乱歩が7月28日で没後60年となる。

原作は、対人恐怖症の青年が初恋の相手と再会し、再び恋心を燃え上がらせながら愛憎劇へと発展していく物語。人間の深い闇を猟奇的かつ幻想的に描いた本作は、数ある乱歩作品の中でも問題作と評されており、このたび新たな解釈によって現代に蘇る。

初の映像解禁となる本予告では、AIの声らしきものが「これは、私が記録したある人間の雄と雌による、とても奇妙な物語です。」と現代的でありながらどこか不穏な空気を醸し出す。主人公は極端に人との接触を嫌う映画監督・柾木愛之助(平埜生成)。柾木が撮っているのか、映画フィルムのような無機質で色あせた画面に本作のヒロイン・女優の木下芙蓉(佐藤里菜)が人形のように映し出され、違和感を募るワンシーンから始まる。

場面が変わると、柾木は大学時代からの友人・池内(木口健太)に、小劇場の舞台へ「一緒に行かないか?」と誘われる。その舞台に出演していた芙蓉に、柾木は「彼女はミューズなんだ」とまで言うほどに惹かれていくのだが、やがて芙蓉と池内の関係が恋人同士なのかどうか、疑念が芽生えていく。二人の関係を疑う柾木の前に、謎の女・小林(北原帆夏)が現れる。芙蓉を疎ましく思う小林は、利害が一致した柾木と手を組むことに。一体、何を企んでいるのか…。

「ラブストーリーは始まったばかりです。」というAIらしき声に重なるように、歪んだ愛憎劇を予感させるシーンが続く。柾木が芙蓉の身体に絵の具を塗る場面では、その異様さが際立ち、乱歩の世界観が画面いっぱいに広がっていく。さらに、池内の前で小林は「一緒に狂ってもらえますか?」と狂気じみた愛を向ける。

予告動画のラストには、芙蓉の「私は綺麗でしょうか?」というセリフと、飛んでいる蟲の羽音が重なる。そして、柾木の涙の意味とは…。“4人の男女が絡み合い、堕ちていく――。”この猟奇的な愛の結末はどこに向かうのか…歪んだ愛の物語となっている。
『蟲』は2025年10月17日公開

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これは私が記録したある人間のオとメによるとても奇妙な物語です。 [音楽] 今やってる舞台なんだけど一緒に行かないか? 欲望欲望の限りを尽くして。 そういう女性がお好きなんですか? 彼女はミューズなんだ。 楽なやつだな。 誰? お前と僕の理害を一致させに来た。 [音楽] なんだよ、それ。 この女が邪魔なんだ。気のした風与をどうにかして欲しいんだ。 [音楽] 何を躊躇してるのですか?あなたのラブストーリーは始まったばかりですよ。 あなたは最高の女優です。 [音楽] 一緒に狂ってもらえますか?私は綺麗でしょうか [音楽]

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