漫画家の浦沢直樹氏
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 「YAWARA!」「MONSTER」「20世紀少年」などで知られる人気漫画家・浦沢直樹氏(65)が、26日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)にゲスト出演。映画「20世紀少年」の秘密を明かした。

 脚本を浦沢氏が手掛け、堤幸彦監督が指揮を執った同作。浦沢氏は「(映像の)画角とか物の配置とか、僕の構図を徹底的にコピーしたんです。なので漫画と同じ構図だ!って場面がそこら中あるんです」と原作に忠実に実写化されたことを説明した。

 しかし、3部作目のラストだけは原作にないシーンだといい、浦沢氏の脚本だけを手掛かりに堤監督が撮影。「だからみなさん、注意して見てください。最後の10分間くらい、突然“堤映画”になる。あの10分間は僕の元の画がないから」と、ラスト10分の秘密を明かした。

 このラストについて浦沢氏は「すっごい面白い」とし「堤さんがそれほど、僕の漫画をちゃんとコピーしようとしていたっていうがよく分かるし、堤さんの撮り方ってこうだよっていうのが最後の10分間に濃縮されてる」と語った。

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