10月17日スタートのテレビ東京ドラマ「コーチ」で主演を務める唐沢寿明
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俳優の唐沢寿明(62)が10月17日スタートのテレビ東京ドラマ「コーチ」(金曜後9・00)に主演する。数々の警察小説で知られる堂場瞬一氏の作品が原作。伸び悩む若手刑事を、唐沢演じる“さえないおじさん”職員が指導し、一丸となって大きな事件に向かっていく姿を描く。
刑事ドラマではクセが強く、圧も強い役柄が多い唐沢だが、今回はひょうひょうとしてつかみどころのないおじさん役。警視庁人事2課から派遣された55歳の特命職員だ。若手刑事は尾行が下手、取り調べで犯人になめられるなど課題山積だが「若い人たちの見せ場のシーンも多く、彼らにとっても凄くやりがいがある。僕も若い時には、小さい役でも真剣に考えて演じてきたので、そういうことを彼らがしてくれるとうれしい」と期待を寄せる。
これまで刑事モノでは「THE LAST COP/ラストコップ」シリーズ、「ボイス 110 緊急指令室」シリーズなどに出演。「ラストコップ」では30年間意識不明だった昭和の熱血刑事を演じた。だが今回は自身が目立ち過ぎてもいけない。「演じるのは少し変わった人で、それをあまり表に出してもいけない。今回は若い俳優陣とのチームワークが大事だと思っています」と演じる上での心構えを語った。
撮影は8月下旬からスタート。「他局のドラマより面白い作品にする自信はめちゃめちゃあります。気になる若い俳優がいたら応援してあげて」。全力で若手をサポートする構えだ。作中現場、唐沢による“令和流コーチング”に期待だ。(前田 拓磨)
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