FANTASTICSのボーカル・中島颯太が8月23日、都内で書籍『中島颯太の“なるようになった。”“ええようになった。”COMPLETE BOOK』発売記念イベントを開催した。

 本作は雑誌『JUNON』で4年間続けた連載企画を1冊にまとめたもの。さまざまなテーマで撮影に挑んだ全45回分の内容とアザーカットも収録され、表紙と巻末は地元・大阪で新規撮りおろし、最新のインタビューも収録した。さらにタイトルの文字も4年前に手書きしたものを改めて筆っぽく描き直している。

 中島は、イベントに先駆けて行った記者向けの囲み取材も快く出席し、本作の点数は「100点以上ですね」と自信満々。完成した本を手に取った感想について「収録されたインタビューを見返すと、この時代にこんな出来事があったんだと記憶が蘇りました。メンバーのことを書いてたりもするので楽しかったです」と話した。

 一番登場するのは木村慧人だそう。「書くと後日、嬉しそうに近づいてくるんですよ。それがちょっと嫌で(笑)。また出しちゃったなと毎回思ってます」とコメント。それ以外にもツアー中やドラマの撮影中の思い出も綴られているが、長い連載期間でネタに困ったことはなかったという。

 新たに撮り下ろした地元の大阪での撮影は、4年間一度も降らなかった雨に見舞われた。それについては「ずっと晴れ男だったんですけど、でもこの衣装であえてスタジオ撮影したことで、“なるようになった”なと思います。ちょっと止んだ瞬間に撮れたりとか」とタイトルを踏まえて“ええように”説明。

 幼少時から訪れていたという箕面滝でも撮影を敢行。「祖父母の家が箕面にあって、その周りを巡ったり。あとは有名な『もみじ天ぷら』が大好きでこれで育ったと言っても過言ではないですね」と回想する。思い出の店に行ったところ周囲の店舗からも多くの人が詰めかけ、アットホームな雰囲気だったそうだ。

 表紙の構図についても、自身のアイデアが盛り込まれていて『椅子とかに座れたら嬉しいです』みたいに提案しました。お洒落かつシンプルでドンピシャに好きなものを取り入れることができた」と嬉しそうな表情を見せる。最も印象的だったカットは、濡れ髪で胸の開いたセクシーな一枚だという。

 4年を経た自身の変化を問われると「特に大きく変わってはいませんが、連載当初は幼いですよね。ほとんどソロで撮影することもなかったので緊張していたし、メンバーも羨ましがっていました(笑)。だんだんと大人になっていく過程が含まれていると思います」とした。

 FANTASTICSのメンバーにはまだ本作を見せていないそうだが、「メンバーをいじっているページもあるので、それがバレないようにしたい」と笑顔。

 また発売日が自身の26歳の誕生日である8月18日だったこともあり、少し遅れてのバースデーケーキも登場。「自分の好きなことを形にすることが誰かのパワーになる、ということを実感したので、それでさらに誰かを幸せにする表現者になりたい」と抱負も述べた。

 なお誕生日前日は広島でEXILE B HAPPYのライブがあり、当日もそのメンバーであるEXILE TETSUYA、小森隼、吉野北人、浦川翔平、木村慧人らと過ごしたという。

 最後に現在開催中の「FANTASTICS LIVE TOUR 2025 “BUTTERFLY EFFECT”」についても「今もリハーサルを重ねながらネクストステージに行けるんじゃないかなと思っています。作っているのは僕らにしかできないエンタメ。ニューシングルの『BFX』もグループ史上一番踊っている、LDH魂を本当に存分に詰め込んだ1枚になりました」と意気込みを語り、囲み取材を終えた。

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