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「時をかける少女 A Novel based on the Animated Film」が8月29日に発売される。これまで数々のヒット作を世に送り出し、今年新作映画の公開も控えているアニメーション映画監督・細田守の作品を、あらためて振り返ってみよう。

●アニメーターから大ヒットメーカーの映画監督へ

1991年に東映動画(現・東映アニメーション)へ入社し、アニメーターとしての活動をスタートした細田。1999年公開の『劇場版デジモンアドベンチャー』で映画監督デビューを果たし、続く『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』では斬新な映像表現や独特の演出が話題となった。

その後フリーとなった細田の名を世に知らしめたのが、2006年に公開された『時かけ』こと『時をかける少女』だ。同作は過去にもテレビドラマや映画で映像化されてきた、筒井康隆の名作小説を初めてアニメ化した作品。脚本は、大ヒット映画『国宝』でも知られる奥寺佐渡子が担当している。全国でわずか6館から公開をスタートしたが、観客の口コミで人気を博し、異例の8カ月を超える超ロングラン上映となった。

ちなみに「時をかける少女 A Novel based on the Animated Film」は細田自らがノベライズ化したもので、劇場アニメの背景美術や場面カットを掲載したカラーページも収録されるなど、ファン必見の内容となっている。

『時かけ』以降も、細田は『サマーウォーズ』や『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』など話題作を多数公開。2018年公開の『未来のミライ』は、米国アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされるなど、海外でも高い評価を受けている。

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さらに11月21日には芦田愛菜岡田将生が声優を務める最新作『果てしなきスカーレット』の公開が予定されており、こちらも楽しみにしている人も多いだろう。

現時点での最新作『竜とそばかすの姫』を最後に紹介したい。インターネット上の仮想空間で歌姫「ベル」となった少女・すずが、孤独な竜との出会いを経て自分の中の迷いや弱さと向き合い、成長していくストーリーだ。細田自身が執筆した壮大な世界観を存分に味わってほしい。

●細田守ノベライズ

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