ドラマ「明日はもっといい日になる」では描かれない児童相談所の実態

フジテレビのドラマ 『明日はもっといい日になる』 では、児童相談所が舞台になっています。多くの視聴者は「児童相談所は子どもを守るための良いことばかりをしている」と思い込むかもしれません。
しかし実際には、単なるケガや何気ない発言をきっかけに、子どもが長期間にわたり拘束され、苦しむケースがあることを忘れてはなりません。

千葉県児童相談所の実態

千葉県の児童相談所運営の酷さはすでに広く知られています。
一方で他県では、警察官が児童相談所に出向して対応に関わり、児童相談所の姿勢を批判した事例すらあります。

例えば、ある親との面談に出向警察官が同席した際のこと。虐待とは言えないような案件で子どもを保護したにもかかわらず、児童相談所は保護解除後も執拗に面会を強要しました。しかしその子どもは、既に「だまされて連れて行かれ拘束され監禁状態にされた」という体験から児童相談所そのものに恐怖を抱いており、面会はむしろ心理的虐待そのものになっていました。
この点を警察官が指摘し、児童相談所の対応に同調する場面もあったのです。

これは、児童相談所には必ず第三者の目が必要だということを示す実例です。冷静な警察官の判断が加わることで、児童相談所の「おかしさ」が浮き彫りになります。

間違いを認めない体質

児童相談所も人間が運営している以上、間違いは必ずあります。むしろ、応募が少なく、すぐに辞める人が多い激務の職場である以上、ミスが出ないはずがありません。
しかし現実には「児童相談所に間違いはない」という姿勢を貫き、その結果、多くの子どもが児童相談所によって傷つけられてきました。

千葉県の拒否体制

残念ながら、千葉県では警察官が面談に同席することはありません。
それどころか、弁護士の同席すら拒否していたケースが報告され、議会でも追及されました。児童相談所は「第三者が入れば、自分たちが子どもに酷いことをしていると指摘されるのではないか」という恐れから拒んでいるとしか思えません。面談の内容も、自己開示請求をしてみると、「言ってないこと」「事実を捻じ曲げていること」などが書かれていたことを見てショックを受ける人も少なくありません。弁護士などが入るとこのような不誠実な記録も指摘されることも考えられます。

面談に第三者が同席するだけで透明性・公平性は担保されます。それにもかかわらず、児童相談所は「同席するなら面談できません」と、法的根拠も示さずに優越的地位を振りかざして同席を拒否する例が後を絶ちません。

同席拒否が多いということは、それだけ児童相談所にとって「後ろめたい」「隠したい」不都合な事実が多いということの証左に他なりません。

ドラマを見て、児童相談所の存在に関心を持った方は、実際の児童相談所の運営が酷く、改善の余地があることを知って頂き、改善を求める人たちを応援して頂ければと思います。

この記事をシェアする

Write A Comment

Pin
Exit mobile version