村上春樹『街とその不確かな壁』上巻・下巻

村上春樹が封印してきた「物語」の扉が、いま開かれる。

村上春樹『街とその不確かな壁』上巻・下巻

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十七歳と十六歳の夏の夕暮れ、きみは川べりに腰を下ろし、”街”について語り出す――それが物語の始まりだった。高い壁と望楼に囲まれた遥か遠くの謎めいた街。そこに”本当のきみ”がいるという。〈古い夢〉が並ぶ図書館、石造りの三つの橋、針のない時計台、金雀児(ルビ・えにしだ)の葉、角笛と金色の獣たち。だが、その街では人々は影を持たない……

村上春樹『街とその不確かな壁』上巻・下巻

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〈夢読み〉として幻想の街にとどまるのか、〈影〉を取り戻して壁の外に立ち戻るのか――孤独な心を抱えながら現実世界で四十五歳になった主人公の「私」は、ある夜の夢に導かれ、会津の山間(やまあい)の小さな町に向かい、図書館長の職に就いた。ベレー帽にスカート姿の前館長子(こ)易(やす)老人の幽霊、”街”の地図を携えた”運命の少年”の出現……魂を深く静かに揺さぶる村上文学の迷宮へ。

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