2025年8月8日

PCから投稿

鑑賞方法:映画館

 公開時以来の54年ぶりの再見でした。戦場で両手足・視覚・聴覚を失ったものの医療研究サンプルとして生かされ続ける青年を描いた物語です。戦場で両手足を失った兵士が鳥籠に入れられて帰って来たという噂が広がったという話に原作・監督のダルトン・トランボが想を得たと、当時の記事で読んだ覚えがあります。時と共に多くの場面は既に忘れていましたが、クリスマスとラストの鮮烈なシーンだけは明瞭に頭に残っていました。中学生だった僕にはそれだけ衝撃的だったのでしょう。ただ、ダルトン・トランボ監督って当時初めて聞く名前だったのですが、それが「ローマの休日」の脚本家だったと後に知って驚きました。今回改めて本作を観ると、上手い語り口だと改めて感心。

 また、主人公の名はジョーなのに、なぜタイトルはジョニーなのか当時は戸惑ったのですが、”Johnny get your gun”という戦時の新兵募集キャンペーン・フレーズがあったと後で知りました。Johnny がgun を取った結果どうなったかを描くのが本作の狙いだったのです。

 そして、そのフレーズが歌にもなっていると知ったのですが、当時はそれを聞く術がありませんでした。しかし、今やYoutube で視聴可能です。戦争は笑顔で遣って来る。威勢の良い言葉に騙されるな!

La Strada

ジョニーは戦場へ行った

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