生きづらいのはあなたのせいではない

2025年8月8日 6:40

ちょっとしたことですぐ不安になる、自分だけが取り残されているように感じる……という人にぜひ読んでほしいのが、『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(クルベウ著 藤田麗子訳)だ。

「つらいときにひとりで読みたい」「低くなった自尊心を満たしたいときはこの本が役立つ」「誰が読んでも共感できる内容」と絶賛の声が数多く寄せられている。

著者のクルベウ氏は事業に失敗し、自分を励ますためにSNSに投稿していた癒しの言葉が多くの共感を集め、2015年に作家デビュー。処女作『心配しないで』はBTSのファン感謝イベントでJ-HOPEから「メンバーのJINにおすすめしたい本」として紹介され、ファンの間で「BTSおすすめの作家」として話題に。クルベウ氏は韓国では著書累計80万部を突破するなど、「韓国のSNS作家として一番人気」との呼び声も高い。

「自分らしく、豊かに生きるためのメソッド」が詰まった1冊。今回は、本書から「人生に訪れる三度のチャンス」について、一部抜粋・編集して紹介する。(初出:2021年4月8日)


生きることに疲れた人が「手放すべきもの」とは?【書籍オンライン編集部セレクション】Photo: Adobe Stock



人生に訪れる三度のチャンス

タクシーに乗ったとき、

運転手からこんな話を聞いた。


その運転手はふだんは、とある企業の理事をしていて、

会社のプロジェクトの一環として、タクシーを運転しながら

客の悩みを聞く活動をしていると言う。


生きていれば、誰にでも三度のチャンスが訪れる。

でもほとんどの人々は、

そのチャンスがジャンボ宝くじに当選するとか

特別な幸運に出会うとか

特別な人が自分に会いにくることだと考えている。


でも、それはチャンスじゃない。

すでに完成された幸運だ。

実際、人生においてそんな幸運は

たった一度巡ってくるかこないかだ。


人生に訪れる三度のチャンスはこういうものだ。


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