放送直後に人気沸騰、現代の闇を描いた衝撃作!主演は
「レミゼ」アマンダ・セイフライド×「クリミナル・マ
インド」監督…この夏、一気見が止まらない夜がくる。

今、熱いブームを巻き起こしている海外ドラマがある。
タイトルは「ロング・ブライト・リバー」
ここで観ることができる。(クリックで本編を鑑賞)
「レ・ミゼラブル」「マンマ・ミーア!」で知られ、「Mank マンク」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたアマンダ・セイフライドが主演・製作を務め、売春婦連続殺人事件の真相と、失踪した妹を追う警官の姿を描く、緊迫の犯罪サスペンスだ。
BS10スターチャンネルで放送・配信されると、映画&ドラマ好きの間ですぐさま話題に。売春婦、麻薬汚染、世界的な問題となっているゾンビ・タウンの実態……噂を聞きつけた筆者も実際に鑑賞してみたが、現代の闇に切り込んでいく骨太なストーリーがぶっ刺さり、観始めたら最終話まで止まらなかった。
この特集では、具体的にどんなブームが起きつつあるのか、より詳しく魅力は何なのか、さらにニューヨーク在住ライターによる現地アメリカでの“本当の評判”をお伝えする。
お盆休みなど、夏の長期休暇がやってくる今日このごろ。全8話の「ロング・ブライト・リバー」を“一気見”で堪能していただければ幸いだ。
【予告編】
【衝撃】遺体発見。妹でないことに、少しだけ安堵した
今、確かなブームを起こしている犯罪サスペンスがある
本作を観たほうがいい理由を紹介していく。
【一気見推奨の理由①:この名作、知ってた?】
放送直後に人気沸騰、BS10加入きっかけ第1位を連発! とにかく観られまくり、熱狂を生んでいる超注目作!
5月13日よりBS10スターチャンネルにて独占日本初放送されると、目の肥えた海外ドラマ好きの間で話題に。「同チャンネルに加入するきっかけとなった作品」において数ある名作を凌駕して、本作が第1位を連発しているのだという。
実際、SNSでの口コミもかなり評判が高く、「1話無料だったから見たんだけどおもしろいわ~続きが気になる」「ジークアクス(機動戦士Gundam GQuuuuuuX)に並ぶくらい最新話が気になってる」など絶賛コメントが多く目についた。
いざ観ればあっという間に虜になり、続きが気になってたまらない「ロング・ブライト・リバー」の世界。ぜひあなたにも、本編を覗いて体感してほしい。
【一気見推奨の理由②:主演の極上演技!】
主演は世界トップ級の演技派、アマンダ・セイフライド…イメージを一新! “売春婦連続殺人事件”“失踪した妹”を追う、“暗い過去”を抱えたシングルマザーの警察官に
観て後悔しないクオリティーの本作だが、その根源は俳優と物語にある。
舞台となるのは、麻薬の売人や常習者の溜まり場となり、犯罪が横行する米フィラデルフィアのケンジントン地区。ある日、売春婦の遺体が発見される。地元出身の警官ミッキー・フィッツパトリックは他殺を疑うが、同僚や上司はオーバードーズ(薬物の過剰摂取)として、売春婦の死に一瞥もくれない。
しかし検死の結果、遺体から致死量のインシュリンが検出され、他殺であることが判明。さらなる殺人事件が起こるなか、ミッキーは仲違いした麻薬依存症の妹ケイシーが行方不明になっていることを心配し、元相棒とともに犯人と妹を探し始める。
売春婦連続殺人事件と、並行して進むミッキーと妹の物語。話数が進むにつれて明らかになっていく、姉妹の隠された秘密に、視聴者は心をかき乱されていく――。
主演・製作総指揮を務めるのは、「マンマ・ミーア!」シリーズ、「レ・ミゼラブル」など数多くのヒット作に出演し、日本でも高い人気を博すアマンダ・セイフライド。これまでのキラキラした華やかなイメージをガラリと変え、本作では明るさを封印。過去のトラウマから心を閉ざすシングルマザーのミッキー役に挑み、新境地を切り開いている。
アカデミー賞ノミネート歴も持つ実力派だが、本作での“新たな顔”がまた素晴らしい。俳優人生の“分岐点”となり得る熱演が心を揺さぶる。
【一気見推奨の理由③:スタッフ陣が“間違いない”!】
「ジ・オファー」製作者、「クリミナル・マインド」監督など集結! 8話の最終話まで配信済み→お盆休み&真夏の夜に、連続視聴が止まらない――!
スタッフが“間違いない”のも、一気見を勧めたくなる理由の一つ。
「ジ・オファー ゴッドファーザーに賭けた男」のニッキー・トスカーノがショーランナーを務め、大ヒットシリーズ「クリミナル・マインド FBI行動分析課」のグウィネス・ホーダー=ペイトンが監督を担うなど、海外ドラマファンは垂涎(すいぜん)のタッグ!
さらには映画「ブルータリスト」の脚本を担当したモナ・ファストボルドらが監督として参加しており、映画ファンも心躍る最強布陣! 単なるミステリードラマでは収まらない、骨太なドラマを作り上げた。
また原作は、バラク・オバマ元アメリカ合衆国大統領が選ぶ“今年のお気に入り本”にも選ばれたリズ・ムーアのベストセラー小説「果てしなき輝きの果てに」。ムーア自ら脚本・製作総指揮を務め、バックアップしていることからも、保証されたクオリティーが伺い知れる。
ここまで読んで本作が気になった人は、まずは無料配信されている第1話(約53分!ありがたい~)を観てみることをおすすめする。犯人は誰なのか、主人公の過去とは……。気づけば、続きが強烈に鑑賞したくなるはずだ。筆者が実際にそうだったのだから。
【第1話「街角に立つ女たち」】
>>続きが気になったら、今すぐ「ロング・ブライト・リバー」を全話観る
【NY在住ライターも惚れ込んだ】「レビューから抜粋」
アメリカでの本当の評価は? 麻薬汚染はリアルなのか?
ここからは違う角度から、プロのレビューをお届けしよう。
語ってもらうのは、ニューヨーク在住のライターであり、本作とアマンダ・セイフライドにもインタビュー取材を行った細木信宏氏。興味深い解説を寄稿してもらった。
【執筆者紹介】細木信宏
アメリカで映画を学ぶことを決意し渡米。フィルムスクールを卒業した後、テレビ東京ニューヨーク支社の番組「モーニングサテライト」のアシスタントとして働く。映画への想いが諦めきれず、アメリカ国内のプレス枠で現地の人々と共に15年間取材をしながら、日本の映画サイトに記事を寄稿している。
●類まれな“リアリティ”と“迫真性”…その根源“アマンダ・セイフライドの特別な想い”が、作品に力を与えている
作家リズ・ムーアの小説をシリーズ化した本作は、フィラデルフィアのケンジントンを背景にオピオイド依存の犠牲、コミュニティ衰退を捉えながら、過去の家族間の葛藤を断片的に描いた秀作。主演・製作総指揮を務めるアマンダ・セイフライドにとっては大きな挑戦となった意欲作であり、彼女自身もペンシルバニア州アレンタウン出身。ケンジントンからさほど距離の離れていない地域で育ち、特別な想いで本作に挑んだ。
アマンダは実際に警察官と一緒にパトロールに参加したそうだ。さらに彼女が声をかけた女性警官たちはシングルマザーで、仕事と両立していたらしく、彼女たちがどうやって子どものために(学校などに)顔を出し、どうやって良い警官になるのか?その全てをどうこなすのか?を話し合ったという。
●合成麻薬“フェンタニル”の脅威を描き、いまの世界に問いかける重要作。そして、薬物汚染問題を通じ、家族への想いの大切さを痛感させられる。
特筆すべき点は、都市部のネグレクトとして薬物汚染が描かれるケンジントンのリアリティだ。この街は実際に合成麻薬フェンタニルの過剰摂取者が、まるでゾンビのように街を徘徊していて、米国のコロナ禍の2021年では薬物の過剰摂取による死亡者数が10万人を突破し、その67%がフェンタニルに関与していた事実がある。今作を通じて、いかに同問題がアメリカの病巣の根源であるかがありありと浮かび上がるのだ(ゆえに本作は重要な意味を帯びている)。
そして何よりも今作の見どころは、そんなケンジントンを背景に、家族の絆の断絶がもたらす代償を、内なる葛藤と根深い個人的な傷を繊細に描く点。さらに、薬物乱用が個人生活や社会生活に及ぼす影響だけでなく、その関係者や子どもたちまで及ぼす影響も克明に捉えていることだ。
アメリカが長年抱えてきたドラッグの問題は、コロナ禍を経てより経済的に不安定な世の中になり、多くの人々の心情や体まで蝕んできたが、どんな困難な状況下に置かれても、人々に寄り添う環境や機関を作り上げることや、家族への想いが大切なことを痛感させられた。
●アメリカでの評判も非常に高い――単なる犯罪ドラマで終わらない“重厚感”が、視聴者を惹きつけてやまない。
今作のクリエイターは、映画「ゴッドファーザー」のメイキングを捉えた「ジ・オファーゴッドファーザーに賭けた男」を手がけたニッキー・トスカーノ。制作過程の生命線となるケンジントンでの撮影は、現在も薬物過剰摂取者が徘徊しているため困難であり、ニューヨークのブルックリンでケンジントンをリアルに再現し、単なる犯罪物語の背景ではなく、生き生きと息づく空間が映し出されている点も見逃せない。
アメリカでの本作の評価は批評家の間でも高い。犯人が誰であるかという犯罪スリラーとしての娯楽な要素も持ち合わせながら、ミッキーの過去のトラウマや謎を、彼女が捜査している犯罪よりも重要な位置づけで描いている点が、単なる犯罪ドラマではない重厚感を本作にもたらしている。
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