映画フル2025最新 僕が愛したすべての君へ
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もうすぐ僕はこの人生を幸せに終える。 まだ生きていたか。 [音楽] ん、 スケジュールノート。本日のページに 1件予定が入力されています。 8月17日午前10 時昭和通り交差点のない予定 うん記憶のない予定が IP 端末に入力されていてね。そう不思議ね。あと 2時間半ぐらいね。 どっかの平行世界のおじいちゃんが来て入力していったんじゃない? ああ、案外そうかもしれんな。 それか自分が入力したのを忘れちゃうくらいおじいちゃんがボケちゃったか。 はい。 そっちの方が可能性は高いな。 それで行くの? そうだな。 一応約束みたいだしね。 行かない方がいいよ、おじいちゃん。 え、どうして? やっぱりボケちゃったんだって気づくだけだから。 はい。いい加減にしなさい。それから冷やしたチョコは 3時のお楽しみです。 お昼までは自分の部屋で勉強でしょ。 だから勉強のお共に麦茶です。 今時は小学生でもう平行世界なんてことは知ってるんだな。 低学年で習うそうよ。えりさんが言ってた。 そうか。 行ってみたらどう? え、 気になってるんでしょ?行けば思い出すかもしれないじゃない? そうだな。近所だしな。ちょっと行ってくる。 ええ、気をつけて。 うん。 待って。 ん? 帽子今取ってくるから。 おお。それでいいよ、 これ。 え、そんなところでどうしたの?危ないよ 。 迎えに来てくれたの? [音楽] うん。迎えに来た。 [音楽] 信号が変わります。横断歩道内に立ち止まらないでください。横断中は立ち止まらないようにしましょう。 パラレルシフトしたのか。 EPを表示。 [音楽] エラ。 ここはどこなんだ? [拍手] [音楽] 人は生まれた瞬間から無数の選択をしてき ている。 その選択において選ばなかった世界が平行 世界、つまりパラレルワールドなのだと今 では実証されている。 その平行世界を移動することをパラレル シフトと言っても物理的に肉体が移動する わけではなく巨質と名付けられた意識だけ が入れ替わる。 小さなパラレルシフトは日常的に起こって いるが気づくことはほとんどない。 時折り閉まっておいたものがなくなり念の ためもう一度確認すると見つかるのは 小さなパラレルシフトが原因のことが多い 。 固有の世界を0としてしまった世界0から しまわなかった世界1へシフトしまた0に 戻ったわけだ。 ゼロから離れるほど物理世界の差は広がる 。 ゼロとは別の職業についていたり、結婚相手が違っていたりだが全て選択肢の先にある世界だ。僕自身が最初の大きな選択をしたのは [音楽] [音楽] 7歳の時だった。 お父さんと お母さんと どっちと行く? 両親がどこでどんな言い方をしたかもう覚えていない。だがつまりはそういうことだ。 [音楽] 僕は何を思い、どう言ったんだったかな。 両親の離婚後も月に何度か3人で買い物や 遊びに出かけた。だが楽しい時間が過ぎる と父と別れ僕は母と一緒に母の生まれた家 へ帰る。 母の家は広いがとても古く おじいちゃんが子供の頃にはもう古かった と祖父が言うくらい古い。 2階はないくせに玄関が 2つあったが偽たない。 表の方はお正月と特別な日にしか開けないんだよ。普段使うのは奥の小さい方だけ。 家には祖フと祖母、それから大きな犬が [音楽] 1匹いた。 中庭の池には魚も亀もおらずほとんどの 部屋は空っぽで 空気と天井ばかりがたくさんあった。 嫁み、どうしたんだ?それ。 この間、お父さんと会った時に買ってもらった 8歳の誕生日プレゼント。 ユのバーン。あ、 お前にはまだ早い。 対象年齢10歳以上と書いてあるぞ。 うん。でも他の子も持ってるし。他の子の悪いところを真似しなくてもいい。 おじいちゃん。 あ、読み、どうかしたの?もうおじいちゃんとは一生口聞かない。 [音楽] [音楽] お母さん何?僕ユ野の散歩行ってきていい?そうね。おつやの準備もあるから早めにね。 [音楽] [音楽] う、言うの? もうダめだよ、急に。あ、ユの待って。ユの待って。 [音楽] [拍手] おえ 、これ開けられる。この蓋開けて。 ありがとう ねえ。ちょっと待って。あ。 [音楽] あ。 [音楽] 巨室科学お父さんの仕事場だ。あ、あの、 あの、ちょっとすみません。すみません。 電話かしてもらえませんか? だけど驚いたわ。 いきなり電話してくるんだもの。研究所にいたならお父さんを呼び出せばいいのに。 だってお父さんの携帯知らないもん。 私の番号は知ってたの? 知ってるっていうか覚えてるよ。もかけてるし。 何言ってるの?おかしな子ね。 [音楽] こ読み何やってるの? 別に何でもない。 ただいま。暦読みが来たよ。 来た。 ああ、暦読み。 お母さんは台所。 ああ、久しぶりだな。どうだ?元気だったか? ここは僕がいた世界じゃない。 好きなもの準備できたのに。 別になんかいる。 ここは僕がお父さんについていくことを選んだ世界なんだから。 そしておじいちゃんが生きている世界なんだ。 そうね。つでも来てね。 さてと。ユノにもご飯をあげてこようかな。 僕も一緒に行く。 そうだな。そうしようか。 ユ野、今日は暦読みが来てくれたぞ。 おじいちゃん ご読みか?どうした? 今日おじいちゃんと一緒に寝てもいい? ああ、いいと思う。 そういえば8 歳になってからこっちに来たのは初めてかな。ユノは死んだんだね。 ああ。 どうにかして生きてることに戻せない。 かわいそうだけど死んでしまったものが 生き返る可能性はないんだよ。 おじいちゃんごめなさい。 おおじいちゃんと喧嘩したままで。 喧嘩?この前こっちに来た時喧嘩なんかし たかな? 何かおじいちゃんに叱られたか? [音楽] そういうことがあっても嫌いになったわけ じゃない。大丈夫だよ。本当どうして そうだなあ。 暦読みは自分が悲しいのと他の人が悲しむのとどっちがいい? そんなこと?自分が悲しいのは嫌だよ。 [音楽] うん。みんなそうだ。だから人は一時の気分や何かの理由で他の人を悲しませることはやってしまう。そして大抵後になってどうしてあんなことをしてしまったんだろうと失敗に気づく。 [音楽] [音楽] だけど、その時はもうやり直しができなく て、何度も同じ悲しい気持ちに苦しめ られる。 これは本当に辛いことなんだよ。 おじいちゃんは自分の経験からなるべく そっちには行かない方がいいよって心配し ているだけさ。暦みが好きだから。 そうなの?うん。そう。 でもな、おじいちゃんが間違えることだっ てあるしな。 何をするかは結局暦みが決めることだ。 これから暦みはいろんなことを経験する。 やみないとどうなるかまだ誰も知らない ことに出会うかもしれない。それくらい 暦みには選択肢がたくさんある。 選択肢。 それから祖父は可能性の意義を説明してくれたが、その時の僕にはよく理解できなかった。簡単に説明するのはおじいちゃんにも難しいな。暦読みは賢いから分かったら他の人にうまく伝えて欲しい。 [音楽] うん。 暦読みが失敗してもおじいちゃんは嫌いになったりはしない。 たまにおじいちゃんが間違えることがあってもすぐに嫌いにならないでくれな。僕もおじいちゃんのこと好きだよ。 [音楽] おはよう。お母さん。どうしたの? おじいちゃんは 葬儀屋さんに綺麗にしてもらって。 今はお昼まで眠っているわ。どうかしたの? お母さん昨日っぽく 恥ずかしがることないよ。こういう時だもの誰かと一緒に寝たくなっても不思議じゃないわ。うん。さ、支度をしましょう。おじいちゃんをしっかりと送り出してあげなくっちゃね。 裁団に飾られた祖父の家は気難しい顔をし ていて、夕べの穏やかなソフとは同じ人に 見えなかった。 棺の中の痩せた人も家には似ていなかった 。 水変えてきたよ。ありがとう。その辺に 置いて。うん。 それじゃあ、あの高い戸棚の上の方開けてみて。 うん。気をつけてね。 はい。母さん、これ。 あら、よくこんなもの取っておいたわね。どうする? まあ、この部屋を開けなきゃいけないわけじゃないから元に戻って。 その時ようやく3人の祖父が重なり僕の中 で1人の人になった。 これが僕が平行世界を意識した最初の 出来事だった。 僕の世界のユ野は2年後に寿命を引き取り 、あの世界で見たのと同じ場所で眠って いる。 栄光世界の存在を実証したと最初に発表し たのは日本の巨科学研究所、つまり僕の父 が務める研究機関だ。 父たちの研究成果は世界中から注目を集め た。そんな優秀な父の影か。僕は大して 勉強もしないのに成績だけは異常に良かっ た。 だが異常な成績の良さというのは四春機に おいてはすなわち孤独を意味する。 少なくともあの頃の僕はそう考えていた。 暦み、友達あんまりないんじゃない? そう母は言っていたが、それは間違ってる。中学には [音楽] 1 人として友達はいなかった。僕は誓った。高校では友達を作ろうと。 [音楽] だから入学試験の主席合格者が指名される 新入相談の挨拶も丁長に事態申し上げた。 これで変に注目されることもない。 僕は心起きなく友達を作ろうと思った が、近日はそう甘くなかった。 [音楽] トップクラスの新学校には他人に構うよう な雰囲気は全くなく、 僕の高校生活はまたも孤独な選択肢へ 突き進んでいった。 暦み なんで無視するのよ。 え、あ、えっと、滝川さん、あの、小みって僕のこと? 他に誰がいるのよ?私はもう怒ってないから は? まだ謝りたいなら帰り道に聞いてあげるから。 あ、ちょ、ちょっと待って。滝川さん。 さっきから何その呼び方? え、 そういうやり方嫌い。 あの、どうかしたの?滝川さん。 なんかおかしいよ。確かに最近ちょっとすれ違い気味だったけど。でもだからってこんなやり方暦読みらしく。 ごめんなさい。 あの、ちょっと まだなんかよ、 話がある。真面目な話。 説明するからついてきて。 え、 カラオケ。 座ったらこれなんだか分かる? え、えっと、腕時計じゃないね。 IP端末知ってる? 一応今自分がどこの平行世界にいるのか表示してくれる装置だよね。確かまだ試験段階で巨科学の研究者とかその関係者がモニターになってるって。 うちの土がその研究者なの? あ、僕の父さんもその研究所の 知ってる。 あ、そう。 よかった。知識レベルは私の世界の暦みと変わらないんだ。 私のあのじゃあそのここにいる滝川さんはあ、こっちから見ると 85離れた世界から来たってこと。 え、 つまり私は自分がパラレルシフトしたことに気づかずに暦読み高崎君に声をかけたってわけ。 あ、 飲んだら喉乾くでしょ。 あ、うん。 で、でも、あの、どうして僕なんかに 恋人だから。 なるほど。ってその人と僕がどういう関係 ? [笑い] 僕が恋人 こ人 いわゆる彼氏と彼女 当たり前でしょ。ってことはその 出りかしなさすぎ。 あ、すみません。 ああ、なんか調子来る。私の暦読みと全然違う。 すいません。 私の暦読みはもっとしっかりしてて頼りがいいがあって。 頼りがい。 そうだよ。 私が野良犬に襲われそうになった時助けてくれたじゃない。 野良犬なんでもない。 あの 君は一応高崎暦読みなんだよね。 まあ、一応じゃなくても高崎暦読みだけどでもそっちの暦読みと違ってても仕方ないよ。 85 って相当遠いはずだから同じ暦読みでもほぼ別人なんじゃない? そうかな? いや、だって僕はこっちの滝川さんのことは全然知らないし。あっちだって僕のことを。 あっちってどっちの誰のこと? あ、こっちの滝川さんのこと。 鬱陶しい。 え、 あっちだとかそっちだとか普通に名前と苗字で呼び分けたらいいんじゃない?この世界は高崎君と滝川さん。私の世界は暦読みとかね。 ってことは僕がえっと君をかねって呼んでいいのかな? いいよ。どうして それ読みがそう呼んでるってことだよね。僕が同じ呼び方するっていうのはなんかちょっと ただの呼び名だよ。それに私は私だから。 あ、かがいいなら 話を戻すけど IP 端末は拠室に刻まれたentを読み取って数値化している。 うん。 分岐の回数を距離に置き換えて表現してるんだよね。 85 のパラレルシフトって相当なんじゃない?でも放課後に高崎君に話しかけるまでシフトが起こったことに気づかなかった。それほど違和感がなくて [音楽] 85も離れているとは思えない。 それで考えたんだけど、一旦は遠く離れた世界から派生した数の世界の中の同じ方向へ分岐を繰り返す流れができて偶然よく似た状況の世界が生まれたんじゃないかな。 [音楽] [音楽] 通り道は違うけど同じ場所にたどり着いたゆらぎみたいなことかな。 虚室が物質と似た挙動をすると仮定しての話だけどね。 すると次に起こることは 終練2つの世界が重なってしまう。いや、 2 つの世界は辿どってきたりが違うからそうならないか。連静みたいに遠距離を保って影響しちゃいながら同じ方向へ進んでいくとか。 [音楽] [音楽] 拠室科学の思考では平行世界を水中の泡に例える。 そのモデルに従うと2つの泡が互いの周り を旋開しながら同じ方向に上昇していく そんな感じでも今はまだ高崎君と暦みは 全然違う。妄想がすぎるかもだけど滝川 さんとかに85ものシフトが起きたのは 何か意味があるんじゃないかな。 2つの泡を離れないようにする力。 どう思う? じゃあ例えば滝川さんいやかが僕と付き合うってことも私が高崎君と あ、ごめん。違ったね。飛躍しすぎ。あ、じゃなくて混乱しちゃって。 私は高崎君のこと別に好きじゃない だよね。 でも暦読みのことは大好きだから。 滝川さんが高崎君を好きになる可能性もあるかもしれない。高崎君にもそうなるための選択肢があるはず。ま、その気があるなら頑張って。 あ、 どうなるかわからないけどことはしばらく秘密に。騒ぎになるのは嫌だからここも別々に出よう。 うん。そうだね。あ、僕が払う。 かはお客さんだから 面白い見方だね。ありがとう。ここを出たら今までの高崎君らしく自然にしておいて。 ん?あ、自然にいね。 そう。流れに任せて。じゃあ明日また会えるかどうかわからないけど。 え?あ。うん。 さようなら。 さよなら。そう言って僕と僕の知らない滝川さん 85の世界から来たかは別れた。 85の平行世界。 次の日、当然のように彼女は投稿してきた 。 だがあれはかなのか滝川さんなのか。 [音楽] 85も離れていれば少しは雰囲気が違う はずだ。彼女の佇まえは風ねにしか見え なかった。 最も僕は滝川さんと挨拶さえしたことがないので 2 人がどれくらい違うのか比べることはできない。次の日もその次の日も次の次の日もちろん僕は彼女に会った。だも話さなかった。話せなかった。 [音楽] [音楽] 彼女の世界にはその世界の僕がいるという。ここにいる僕じゃない。もう [音楽] 1人の僕が。あ、 [音楽] へえ。 [音楽] その世界では僕と彼女は恋人同士として 出会ってるらしい。 [音楽] もう1 人の僕と彼女があのさ、自分が帰りたい平行世界へ行くっていうのは可能かな? [音楽] 理論的 には可能だな。実際うちでも今オプショナルシフトつまり任意の平行世界へのシフトに関して研究中だ。 [音楽] そうなの?じゃあ だが技術的に確立したわけじゃない。実用家まであと 10年はかかるだろうな。 そっか。ありがとう。うん。じゃあまた 10年か。 おはようかね。 かね。 あれは滝川さんだ。 かは帰れたんだ。 [音楽] いや、呼び出したりしてごめんね、 これ。 うん。ま、とにかく入って座ってよ。 何か飲む?い いえ。 あ、なんか歌う。 あは。 あ、いや、あの、じゃあ担当直入に話すね。メモにも変えたけど、ここんとこしばらく 85の平行世界に行ってたよね。 はい。 それでそのどうだったのかな? どうとは? いや、あの、そのあっちの世界の僕とは いや、なんでもない。ごめん。 こっちではどうだったんですか? え?ああ。うん。ここで話したんだ。かと。 か? あ、ごめん。不愉快ならやめるよ。 いえ、構いません。 メニューいいですか? あ、ああ。うん。どうぞ。 どんな感じでしたか? え、 そのかは? かは恋してたかな?暦読みに。 恋? うん。あ、もちろん僕にじゃないよ。暦みっていうのは向こうの [音楽] 85の世界の高崎小読みのことで。 そうですか。 うん。そうだからってわけじゃないんだけどさ。 [音楽] 滝川さんぼ僕ととと友達になってくれないかな?友達。 [音楽] うん。 あ、滝川さん、 [笑い] 滝川さん。 そう、そこで友達なんだ。 え、 ねえ、これ見て。 えか かか だ騙したら元の世界に戻れたんならよかったってそう思ってたのに 違う違うのねほら うんシ よくできてるでしょ。 あの、えっと、つまり、 つまり最初っから私は平行世界になんて言ってなかったってこと。私はずっとこの世界の滝川か。 85番目のかなんて存在しない な。 なんでなんでそんなこと? 仕返し。 仕返し。 私のこと忘れちゃってたから。 え? あ、 だから赤崎君主席合格なのに新入生大断ったでしょ? あ、ああ。うん。 その代わりに入学式で新入生をやったのが私。 そうだったっけ? ほら覚えてもない。 あ、 私主席だって誇らしかったのに。まさか譲られたなんて許せない。 [音楽] あの、まさかとは思うけど、もしかしてそれで仕返しよう。 これくらいするでしょ。 普通 しないと思うけど普通。 [音楽] あれはただ目立ちたくなかっただけなんだけど迷惑かけちゃったかな?何? [音楽] 仲直りたっぷり笑わせてもらったら気が晴れた。ありがとう。 [音楽] かね、 何? お、僕と付き合ってくれ。 いや、 え、 言ったでしょ。私が好きなみはもっと頼りがいがある人なの。 [音楽] だから高崎君じゃ。いや、 こうして僕の生まれて初めての告白は 今まで通り挨拶なんかするなよ。 見事に終わったな。何なんだよ。全く。 [音楽] ところが挨拶もするなと言ったくせに先に話しかけてきたのはかの方だった。何 これだけど 95点か。惜しかったね。 そこじゃない。この問題正解したの高崎君だけだって。 ふん。そうなんだ。 教えなさいよ。 なぜ君だけ引っかけ問題に引っかからない? 引っかけっていうか、まだ授業でやってないところだよね。そうなの? そう。ただ今までのところを発展させて考えると前のいたずらではまだ足りないのか。何かと言うと僕と来そうようになったが、そのやり方が強引というか、素直というか。 [音楽] そっか。なるほどね。ありがとう。 [音楽] なんかかっこいい。え、 高崎君、古分のテスト 100 点取れなかったんでしょ?アドバイス? [音楽] 古分とかは別に僕は やっぱり手を抜いたな。真面目にやりなさいよ。 [音楽] なんでなんでそうなるかわからないが、か と僕は昼休みや放課後にちょっとした勉強 会みたいなことをやるようになった。 当初は不審に感じたけど、なんだかんだ 言っても彼女と話せるのは嬉しいことで僕 も身を入れてやるようになった。 勉強会は僕にとって大きな喜びになった けれど、その様子が学年トップの2人が 切磋琢磨しているように見えたのか。時代 にクラスメートたちが集まるようになって きて、2人だけの空間はあっさりと壊れ。 たく成績上げたいなら呼び越えよ。正直に 言ってそう思った。 ところが勉強会をきっかけにクラスメート 同士の会話が増え、クラス全体の平均点が 上がったこともあり、教室内の雰囲気が 名やかになるという現象が起きた。 僕にも友達と呼べる相手ができた。だが親しくなってからも [音楽] 高崎には人の心がないからな。 ナと折り言われ、かには [音楽] 暦みはデリカシーがなさすぎる と旅々言われた。つまり僕は人の心がなく従って相手のことを思い合って行動ができないと。 [音楽] しかも君はそのことに全く気づいていない。 [音楽] そんなはずはない。僕は高校在学中友人たちの協力というか興味本位の手助けのもかに告白を。か 何 分かってるとは思うけど本当に好きなんだ僕と。 いや、僕に人の心がないなんて誤解にもほどがある。 かには全く相手にされず、卒業式の日の 告白もあっさりとかわされた。 僕が進んだのは世界で初めて価格を設けた 大学だったのだが、ここでもかと一緒だっ た。 ところでちょっと頼みがあるんだけど。 何? 私と付き合ってくれない? いいけど。 どこへ?心を持ちってた指のこうして僕らは付き合い始めた。 [音楽] [音楽] かは基本的に科目でクールなスタイルを保っていたが、 [音楽] 2 人だけになると冗談を言ったり甘えてきたりする。 [音楽] だがしばしば僕には分からない理由で起こり出し、結果僕とかはくっついたり離れたりを繰り返した。 高崎 痛みを伴って並べた。 幸せなら おはよう。 忘れることが怖くて仕方ないよな。 眠い 静かな心じゃいいらない。見つくとも変わりくもった。 [音楽] 大学卒業後僕たちは 2 人揃って父が副所長を務める科学研究所に入った。 誰かここにえた。どうしたの?どこ?初めてじゃないでしょ。 [音楽] 見学や面接で何度か来てるじゃない。 そう言わればそうだった。 この頃IP 端末は実曜寸前のとまで来ていたが折り作を起こしていた。 [音楽] 僕たちが最初に配属されたチームは IP 端末の信頼度を上げるのが目標だった。 [音楽] 言葉を失った季節の美しさもやがては心の 最発展でのだろう。うるさい心に任せて夜 の先へ面倒痛こにていて いずれる切らなの感情へ と誇るあなたも明日の光を求めるのは甘い にひどく切く の君の心に届くように 今見たかしきは手放さないよ。それが僕ら の正面だ。 夏の雨も 冬の熱も 吐のトも 春の色も あなたのもの。 だけ 行けそうだね。 そうね。 いいんじゃない?ていうか完璧。 筆って結構使いやすいね。 [音楽] 太郎君の姿が まさか気づいてなかったとか開ける。 スマホは入力に手間がかかるし画面が小さくて式全体を見返すのが難しいんだよね。 それでお母さんはなんて? あ、クリーニング台払うから行ってよ。 別にいい。 そっか。ごめん。シャツ弁償するよ。 [音楽] いい。 あ、かと僕のアイデアは [音楽] IP端末の性能を飛躍的に向上させた。 それによってごく近い平行世界には人々は 日常的に無近にシフトしていることが 分かった。 一般のモニターにも端末が配布され、より 多くのデータの収集が始まった。 僕と結婚してください。 クアマリンね。 うん。 3月の誕生席だって聞いたから。 暦読みにしては。 どうしたの?左の薬指よ。 ありがとう。 何言ってるの?これからじゃない。よろしくお願いします。 [音楽] 外でビールはもうちょっと寒いね。 そう。 ただやっぱりビールはグラスで飲みたい。 それに実はここちょっと変わった夜景が見えるはずなんだけど時間を間違えたらしいんだ。 [音楽] それくらいの方が高崎君らしい。 どういう意味? その夜景楽しみにしとく。 ね。 [音楽] どうかした? バックが 反対側。 え?あ、おかしいな。確か右側に置いた気が。 ごめん。何の話だっけ? どこから話す?僕はふを持ってしまった。指輪を受け取ったのはゼロの風だったか。あの敵の僕はゼロだったか。 はい。高崎小み様、どうぞ。こちらへ。 IP端末。 うん。風ねも え。 [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] 僕は一体誰と結婚するんだろう。 平行世界の研究が進む中で平行世界同士が 連絡を取り合ったため世界全体が量子 コンピューター化し 価格だけではなくあらゆる科学技術の発展 が加速し始めた。 一方僕の家では表の玄関が短い間に2回 開き すっかり寂しくなってしまった。 だが新しい家族もやってきた。 何色? オレンジ。 ほら、ここ。 あ、あった。 何を書いてるの? わかんない。な んだか分からないもの書いてるの? うん。名前知らないけどかっこよかった。 そう。 どこで見たの? うんとね、前にね、パパと見に行った。 どこ? 知らない。内緒。 え、どこだ? 内緒。うん。 教えてよ。 教えない。まあま、邪魔だよ。 [音楽] ほら、教えろ。ごちょ。 楽しそうだけど。 そろそろ出かけようよ。がね、どこの絵か教えてくれないのよ。 [音楽] パパはわかるよ。パパの好きなとこ。 [音楽] まだかきかけだもん。 うん。 じゃあそろそろ行きましょう。 ええ、もうちょっと書いてから。 [音楽] それじゃ今日は特別にクレオンは出なしで出かけていいから。 [音楽] 片けないの? それなら帰ってきてすぐ続きがかけるでしょ。そのい [音楽] でもクだよ。 [音楽] 内は展示の都上明の暗いもれ [音楽] 進まない。まだちょっとかかりそうだよ。 5分かくらいかな。は、今どこ? 中央広か。 のんとかもしも に風にりこっちよ。 [音楽] [音楽] ママ うう。 [拍手] [音楽] どうしたの うん。いや、悪い夢を見てね。 あんなことがあった後だもんね。 ああ、 でも大丈夫。心配することはもう何にもない。 そうだよな。犯人だってあの場で取り抑えられたんだし。 何より量が無事で良かったん。 暦読みが犯人に体当たりしてくれたおかげ。 ちょっとかっこよかっただろう。少しはかが言ってた僕に近づけたかなんて。 え、 ほら、昔言ってたじゃないか。私の暦読みはもっと頼りがいがある人だって。 あ、 よかった。あなたとに何もなくて。 かね 事件を引きずるのは良くないし、早く元の 生活に 戻った方がいいと思うんだ。来週からまた幼稚園当演させたらどうかな。 行きたい。幼稚園行きたい。 だめよ。外に出したりして何かあったらどうするの? あ、 大丈夫だよ。 うん。 ママは怒ってるわけじゃないからね。 びっくりしちゃった。ごめんね。 そうだ。お昼は何が食べたい? え、朝ごは食べたばっかりだよ。 ぶつか。 お、 行ってくるよ。 行ってらっしゃい。 気をつけて。 帰りに何か買ってくるものある? そうね。別にいいかな。 フライングヒューマノイド窓から外へ出していい? 風に流されて迷子になるよ。 え、 ほら、行ったでしょ。 うーん。 ねえ、り音、この辺まだ途中よね。続きかないの? ふーん。どうなってたのかもう忘れちゃった。 [音楽] か君が あのことのすぐ後は僕より落ち着いていてかねらしいなって思ってたんだけどここ 3 日ほどなんていうか片きも量から離れようとしないんだ。 ま、あんなことがあった後だからな。母親なら当然なんじゃないか。 そうは思うんだけどでも そう心配するな。今回はお前が涼を守れたからよかったけれどそうじゃなかったらお前だってわからんぞ。 そうじゃなかったら 失礼します。よろしいですか?な んだい? 副長すみません。 あ、 挙室科学長から緊急の連絡が入ったんですが。 緊急 はい。親設された移動監視室のことで SIPの相対値は22+10か。 問題はシフト距離ですが、 今日はもう想定します。 待ちなさい。小み。 か君に対する無許可のオプショナルシフトが確認されたそうだ。 [音楽] オプショナルシフト。時期発生装置を使い、人意的にパラレルシフトを起こし、特定の平行世界の自分と入れ替わるシフト。 [音楽] 居出価格研究所でも10年以上前から オプショナルシフトの実験を行ってきたが 、あの頃すでに実験を行う際は監督館長に 届けでおきづけられていた。 オプショナルシフトは様々な問題を払んで いる。その1つが犯罪に利用される可能性 だ。言うまでもないが君の家族の安全が 最優先だ。 しかし成行きによっては学や社会に与える影響は大きい。対処は慎重に。 [音楽] 僕たちが懸念していたのはもう少し複雑な別の問題だった。ただいま。かね僕だけど。 [音楽] り開けるよ。 [音楽] は [音楽] こんなところで寒くない? パパ 途中で買ってきたんだ。 僕ミルクコアん。 ここに来たってことは絵がどこだか知ってたんだ? いや、分かったのは今朝だよ。 あの時は本当にそうか。あの時はまだ僕たちは同じ世界にいたんだね。あ、ここは開ける。 後でいい。 そう。じゃ、ここ置いとくよ。 うん。 ママには忘れ物。外したってオプショナルシフトは監視されてるよ。 理屈じゃない。 ゼロにならないのが嫌だから。 同一性の拡散が心配じゃない? 同一の拡散。遠くの世界にシフトしている間にその世界で分岐ってしまった場合元の世界からさらに離れてしまう。 また入れ替わった方の意識から見れば機間先が 2 つ存在することになり行動するたびに複雑な岐を引き起こしてしまう。これからすぐに研究所へ行ってる。 いやよ。このことは 2度と離れない。 君はこの世界のかじゃない。 ようやく会えたのよ。 違う。君の量じゃない。 君の君の世界の量はマはどこねえ?ママはどこに行っちゃったの?そうね。あなたはもう私の量じゃないのね。私の量は死んでしまったあの子だけ。 [音楽] [音楽] 足が 動かなかったのよ。 怖くて 私あの子を助けられなかったの。 ごめんね。 守ってあげられなくて ごめんね。 クレオンを拾って。 うん。でも 踏まないように気をつけてね。 うん。 [音楽] 君のせいじゃない。 私のせいよ。私があの子を殺してしまったの。 小闇だってそう思ってるに決まってる。 思ってないよ、そんなこと。 あなたには分からないわ。幸せな方へ進めたあなたになんか絶対に そうかもしれない。でも分かるんだ。どこまで行っても僕は僕だから。 [音楽] 僕は今か戻ってくれることを心から待っている。だからきっと君の世界の僕も君が戻ってくるのを待っているよ。 [音楽] あ、 あ、 見て。 ついた。見た。 天気ついたよ。 綺麗ね。 [音楽] ひ子さん、あれは、 ええ、調査のため IP端末のクローンを作成してますわ。 できたよ。 [音楽] コーラ、入ってきちゃだめだよ。 いいんだ。構わないから。 これあげる。 これが見たかった。ありがとう、かね。 [音楽] それじゃあ元気で デリカなさすぎ。 ごめん。ずるい。そういったように見えた。 [音楽] なんでそっちだけ? オプショナルシフトのプロトコル開始。アライアイタル異常なし。 [音楽] 次回展開しました。 オプショナルシフト開始。 オプショナルシフト終了しました。 バイタル正常ですが農波がや長です。 当時のIPカプセルは外からしか操作でき ない設計だった。13のかの協力者は13 の僕に間違いないだろう。この件で彼ら 2人は学会を追われるかもしれない。 量と研究の両方を失い、新しい生き方を 見つけなければならない。 同一性の拡散が起こってしまい、この人も 数値上は0ではない。分岐が起こった こちら側にシフトする際、2人に分れ数値 上は0ではなくなった。 だがこの人より0に近い人はいないのだ。 この人から見れば今の僕とはゼロではない。ずっと以前僕に可能性の意義を語った人がいたんだけど結局小学生にはよくわからない話だった。 [音楽] そう。 僕への宿題だって。ただその人にもはっきりとした答えはなさそうだった。 何それ? まだ答えは出せてない。 けど僕は可能性を愛している。繰り返し考えてるうちにそうなった。恋愛の話。 [音楽] 人に対しても可能性と愛したい。 [音楽] 可能性と愛する。 幸せになる可能性も不幸になる可能性もそれも含めて丸ごと全部をきっと幸せの可能性の数だけ不幸の可能性があって僕らは生きている限りそれをじぐりに巡っているんだと思う。 うん。 例えば世界に 100の君がいて100 の僕がいたとしてその 100の僕はきっと 100の君を愛している。 たえ不幸でも幸せでも それぞれの世界でそれぞれの僕がかのことを愛してる。 [音楽] 風僕は私も全てのあなたを愛してる。野良犬から助けてくれたあなたもそうじゃない。あなたも [音楽] え、何のこと?な んでもない。 それから僕らは穏やかに年を重ね、 お父さんお母さんからおじいちゃんおばあ ちゃんと呼ばれるようになった。 親しい人たちのうち年上の人たちは次々と 旅立っていったが、僕の家の表玄関は正月 以外に開くことはなかった。だが猛直開く らしい。そして出ていくのは僕なのだそう だ。そのことを医者から告げられたのは孫 の愛が10歳になる直前だった。 かは何も言わなかった。 僕は不思議と穏やかな気持ちだった。じゃあおやすみなさい。 [音楽] うん。おやすみ。家族に迷惑をかけたくはなかったのだが、りとりさんの提案もあって、僕は住み慣れた家で最後の時を過ごすことにした。 は 高崎か様、初めまして。私は滝川かです。 最初にお詫びいたします。勝手に オプショナルシフトをしてごめんなさい。 今あなたの手を借りてこの手紙を書いてい ます。 実はあなたにどうしてもお願いしたいこと があるのです。そのためには私と私の世界 での暦み、日高暦みについてお話しし なければなりません。 長くなってしまうかもしれませんが、 どうぞお付き合いください。 [音楽] 私と日高は結婚していません。ずっと研究 のパートナーとして長年一緒に過ごしてき ました。 こちらの世界と私たちの世界とは彼が7歳 の時に離婚されたご両親のどちらについて いくかで別れたようです。 私が日高暦みと出会ったのは高校生の時。 誰とも話さないし学校にも来ないのに成績 はトップという嫌なやつ。私は勝手に彼を ライバルしていました。 だから彼が大学を受験しないと知った時に はほっとしたような寂しいような複雑な 気持ちになりました。 今思えばそれは単なるライバル心だけでは なかったのかも。 それはともかくその後私は巨室科学研究所 に入り彼と再開 というのはちょっと違うかもしれませんね 。私は彼に会うために教室科学研究所に 入ったのです。 やがて彼は私に秘密の研究を一緒にやら ないかと持ちかけてきました。それは時間 移動の研究。驚きました。なんて非常識で 馬鹿げたことを考えているのかって あなたにも分かるでしょう。 最初は冗談かと思った。研究所1の 変わり者の彼の精一杯のジョクなのかと。 でもジョークなんて言える人じゃなかった 。それは彼のできる限りの切実な姿だった 。 なぜならそれが交差点の幽霊を助ける唯一 の方法だったから 交差点の幽霊は彼の幼い恋人でした。 [音楽] いつの間にか 僕らはこんなにそばにいたのにね。時間を 戻せたら 違う運命だったかな。 いくになっても 奇跡なんかを信じて痛かったしわ のぼよ になっても必ず迎えに行くから もしも話ならも嫌と言うほどしたよな。 どうせよりきっとその方がずっと楽だと 思っていた方 お 涙のせいだね。さよならか。 苦しいのはつもみたいにさ、笑ってしめからず [音楽] [拍手] 彼女はある事故で肉体と教室とが分離して交差点の幽霊になってしまった。 [音楽] 俺のせいで暦はそう言いました。そしてその思いだけで彼女をあの交差点から救い出す研究を続けてきたんです。 そんな彼の姿は何というかある気みていて [音楽] でもその反面あまりにも純粋で痛いしくて [音楽] まるで小さな少年がすりいているように思えて [音楽] その彼がたどり着いた方法が時間移動でした [音楽] 世界における時間移動すなわちタイムシフトです。 タイムシフト 待ってろよ。必ずお前を救い出してるからな。 [音楽] もういいよ。小み君。 もう随分時間が経ってるよね。 しり 私のためにそれだけのために君が生きてるなんて [音楽] 何言ってんだよしただろ 俺が絶対助けるてはできないんだみなった未 [音楽] 私と暦み は何十年もかけてタイムシフトについて研究し、ついにその方法を見つけ出しました。 [音楽] そしてその結果読みが脳状態になるということも [音楽] 本当になんて自分勝手で独然的で他人の迷惑を帰り見ない。 [音楽] 迷惑をるのは私ぐらいのものでしょうけど、 とにかく自分がどうなろうと彼の決心は揺らぎませんでした。私はもう驚きませんでした。ただやっぱりね、残される私のことなんて何にも考えていやしない。だったらとことまで付き合ってやろうじゃない。 [音楽] [音楽] そんな意みたいな気持ちとそれができるのは私だけという気持ち。 [音楽] 私たちは慎重にタイムシフト先を選びました。それが今あなたが生きているこの世界でした。 2 人の間に何があったのか暦読みは何も語ってはくれません。 ただ2人が出会わない世界であれば事故は 起こらないのだと繰り返すのです。 [音楽] 思い出話 はその時にしよう。 [音楽] 長い間待たせてしまったな。 ん?何のこと? 子供の頃お前と出会ってお前が事に会い。あれから 60年だ。本当に長い時間だった。 かみ君、 しおり、お別れだ。 昨日暦読みはタイムシフトを実行しました。こちらの世界ではただ [音楽] 1 人の老人が研究中に倒れ脳状態に陥ったことになっています。でも私だけは知っています。 [音楽] 彼がそちらの世界の過去へ行ったこと。 今あなたのそばで眠っているあなたの夫 高崎暦みには彼が7歳の時点から日高暦み の教室が流れ込み、そしてそちらの世界の 彼女にも暦みが救い出した彼女の拒が 流れ込んでいます。 このままそれぞれの人生を全倒すれば2人 が出会うことはないでしょう。 それでいいのです。だって2人が絶対に 出会わない世界を選んだのですから。 ですがタイムシフトの直前に暦みは彼女と 再開の約束をしてきたと言いました。 [音楽] そちらの世界での人生の終わりにあの場所 での待ち合わせです。 理論上の予測ではタイムシフト後にこちら の世界の記憶が残る可能性はゼロに等しい と言っていいでしょう。 だから幼い恋人を納得させるための口だ そうです。 守るのは難しい約束。 約束というよりもそんな奇跡が起こるかも しれないという暦みのかな希望。 [音楽] 今私はその奇跡を起こしたいと思ってい ます。 確かに私は心のどこかで2人を合わせたく ないと思っていた。 でも 今あなたの夫のIP端末に昭和通り交差点 での約束を入力しました。 [音楽] 1月後、どうか彼を約束の場所へ送り出し て欲しいのです。 正直に書きます。 もう1人の私であるあなたなら薄す勘づい てはおられると思いますが、私はこちらの 世界の暦み、日高暦みを愛しています。 もちろんそれは恋愛関係における愛、結婚 に結びつく愛とは違ったものでした。 それでもなお私は自分の人生をかけて日高 暦みを愛していたのだと今深く感じること ができるのです。 勝手なお願いだというのは分かっています 。何しろあなたにとっては、そして私に とってもですけど、 愛する人を別の人の元へ送り出すのです から、 私の思いをあなたの気持ちでつげて欲しい のです。 [音楽] 幸せと不幸せは繰り返す けれども誰かが誰かを思う。その思いが 繋がっていくのだと信じることができれば 私たちがある世界に生まれ 出会い 息 そして死んでいく意味があるのだと人生の 最後に言えると思うのです。 [音楽] ああ、おはよう。追進。実は前に [音楽] 1 度だけシフトしたことがあるんです。その時に見たアクアマリンの指輪勝手に真似させてもらいました。ごめんね。 [音楽] [音楽] [拍手] [音楽] エラー。 ここはどこなんだ?どれぐらい飛ばされた ? パラレルシフトが起こったとして、あの 女の子が横断歩道にいる世界に今の僕はい ないのだからどうしようもない。 入れ替わりに向こうへ行った僕が孫つか ないことを祈るしか 祈りか だがエラーとはどういうことだ?計測不能 だとすると可能性としてはもし巨自体に 変化が起きたとして待てよなんかそんな 相手を聞いたことがある。何の論文だ? どこかの学会で聞いたか誰と話した? ああ。 う。ああ。 ああ。 もしもし。大丈夫ですか?もしもし。 薬、薬を取って。 あ、これですか?あ、今開けますね。はい。 取れますか? ああ、もう大丈夫。 助かりましたよ。 あ、よかった。 ありがとう。あの、よろしければお名前をお聞かせ願いませんか? 名乗るほどのものではありません。 え、 いえ、あのね、死ぬ前に 1度は行ってみたかったんです。 名乗るほどのものではありませんって。 あ、それはそれはお役に立てて光栄です。 どうぞ。 すみません。あった。 あら、これ ええ、不人者です。借り物なんです。 そう。 うん。あの、どこかでお会いしたことがありませんか? [音楽] え、失礼ですけど、お名前は? [音楽] 高崎です。 [音楽] ごめんなさい。どうにも存じあげないようって。 そうですか。 もしかしたらどこかの平行世界であったことがあるのかもしれませんね。 あら、そうね。その可能性はありますね。 [音楽] あの、あなたは今幸せですか? [音楽] ええ、幸せですよ。 とっても それは良かった。 ではお気をつけて。さようなら。 [音楽] さよなら。ありがとう。 [音楽] [拍手] [音楽] お帰りなさい。 ただいまてくれたのかい。 まあね。 ところで君は誰? え? Ipp にエラーと表示されて今どこにいるか分からないんだ。 もう言い方。 ごめん、ごめん。俺、これ故障かな?珍しいわね。 僕が出かけたのは昭和通り交差点であってる。 ええ、じ事にね。 うん。パラレルシフトが起こったとしても緊張らしいから時期にゼロへ戻るかな。 [音楽] それで霊の約束はどうだった? ああ、誰も来なかったよ。 そう。 スケジュールのことも故障かもな。ただある人との素敵な出会いがあった。 [音楽] ある人って昔の知り合い? いや、知らない人なんだけど、その人は今幸せだと言ったんだ。僕はそれがとても嬉しかった。 全然知らない人だったんでしょ。 うん。知らない人の幸せが僕には嬉しかった。知らない人の幸せを喜べるなんて僕が幸せを知っているからだと気がついたんだ。 [音楽] シンプルね。 そうなんだ。簡単な言葉で言うとするとどうしてもね。 [音楽] かね、君がくれたから僕は今幸せです。それゼロの人に行ってあげて。 [音楽] もちろん言うよ。でも全ての君に伝えたいんだ。 [音楽] 同時にかじゃない誰かを愛した 1人1 人の僕へ君がか以外の誰かを愛してくれたから僕はかを愛することができた。ありがとう。 [音楽] おじいちゃんお帰りなさい。 [音楽] ただいま。勉強せずにおじいちゃんが出かけるのを見ていたんだな。 [音楽] だって気になったんだもん。 [音楽] 愛は好奇心が強いな。 思いやるよ。 そして僕じゃない僕を愛してくれたかじゃないか。どうか君と君の愛する人が世界のどこかで幸せでありますように。 [音楽] [音楽] カゴ [音楽] [拍手] どこかへ行ったんとまだな暮らしの中 に慣れた横顔 窓をついたと言ってしまえば全ては取るに 足らない な言葉が起きていく 抱えた痛みの数なんて覚えてないけれど 確かに2人の愛を育てたやつっぽい日を 苦労くだらない話をしね光びた召喚されて は幸せだと笑ねきっと先のことは分から ない今はただしだれたあなたが枯れること のないように歌うのあ [音楽] 慰め合うのは簡単だ。ゆにここにあるのは 苦すんだ。 もよ夢に勝った神 あなたの気を引くとして1人によがってい た幼く見にくい ごひ心だ迷い込む闇の行水に安らかな心 がった差しのべたてのが離さないようにし ね雨のハウを見ては共に揺れるあなたの ことの歯が焦ることのないように空は多く のだ [音楽] さきをかわしてなんでもない秘密を持った 最優のよう 思い出だ。 無を立ててきこちなく笑い合っていた。 華やく顔に見取れました。 [音楽] ほら 安っぽい日袋ね。くだらない話しね。日 からすぐは幸せだと笑おうね。やっと先の ことは分からない。今はただれたあなたが れることのないように歌のだ。 荒れるままであるように君を愛すのだ。 [音楽] お [音楽]
