県内多くの小中学校で、19日から44日間の夏休みがスタートしました。
読書感想文におすすめの課題図書はもう選びましたか?
読書感想文のコーナーが設置された、長崎市の書店。
全国と県のコンクールに対応した「課題図書」30冊を紹介しています。
(メトロ書店 読書アドバイザー 川崎綾子さん)
「取り組み方としては、とにかく本を子どもだけで読むのではなくて、親も一緒に同じ本を読む。会話をしながら感想を考える。どう思ったのか、簡単な感想を親子で一緒に書いてみる」
小学1・2年生におすすめの本は、絵本「ライオンのくにのネズミ」です。
ライオンの国に引っ越してきたのはネズミの家族。
使う言葉や習慣も違う。もちろん、体の大きさも違う。
最初は相手を受け入れられなかった2人が、歩み寄ることで友だちになることができました。
異なる環境で生きる人々が、お互いを理解し受け入れ合うことの大切さを教えてくれます。
続いて、小学3、4年生におすすめなのが
「たった2℃で… 地球の気温上昇がもたらす環境災害」。
地球温暖化や関連した環境問題について、自分のこととして考えるノンフィクションの絵本です。
空気中の二酸化炭素の濃度が2倍になると、約2℃上がるといわれている “地球の温度”。
もし気温が2℃あがると、熱中症で倒れる人が増えたり、冷たい海の魚たちは住みやすい環境を目指して大移動。
流氷が溶け出したり、サンゴ礁が減るなど、人間も含めた “地球上すべての生きもの” に、大きな影響があることを伝えます。
(メトロ書店 読書アドバイザー 川崎綾子さん)
「ノンフィクションということで、事実が書いてある。
自分の考えや気持ちなど、あいまいなものを述べる必要はそんなになくて、こういう世界があるんだと、感想文を組み立てていくと書きやすい」