『国際労働移動ネットワークの中の日本 誰が日本を目指すのか』田辺国昭、是川夕監修 国立社会保障・人口問題研究所研究叢書編集(日本評論社)
アジア諸国から日本へ移住する人々は、どのような目的と手段で入国したのか。その実態と構造的な要因、今後の展望を詳細に分析している一冊。移民の現状と理論的背景や、アジア諸国における労働力送出しの実態などが描かれている。
『カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」』室橋裕和(集英社新書)
ネパール人が経営する「インネパ」と呼ばれるインドカレー店は、今や日本のいたるところで見かけるようになった。これらの店は、どんな経緯で定着したのか? おいしさのなかにある移民の真実に迫るノンフィクション。
『Immigrant Japan』ファーラー・グラシア(コーネル大学出版局)
さまざまな資源や人口統計学的プロフィールを持つ移民たちは、日本の経済的な枠組みの中でどのような位置を占めているのか。さまざまな背景を持つ移民にインタビューし、社会学、地理学、心理学の理論を取り入れながら実情を読み解いた洋書。