清原果耶が主演を務める火曜ドラマ『初恋DOGs』(TBS系)で初めて弁護士役を演じている。清原自身が「年齢を重ねた今だからこそ演じられる役」(※)とコメントしている通りに、23歳となった彼女にとっての新境地の役でありながら、プライベートでは少しこじらせている、清原にとってはお馴染みとも言える面も兼ね備えた適役といった印象だ。

 これまでの役で演じた職業を振り返ってみると、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』(2021年度前期)での気象予報士を筆頭にして、映画『護られなかった者たちへ』(2021年) での福祉事務所職員、ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』(2022年/日本テレビ系) での霊媒探偵などが思いつく。3年前に主演を務めた火曜ドラマ『ファイトソング』(2022年/TBS系)では児童養護施設の職員で元空手選手という役柄だった。

『おかえりモネ』清原果耶が成し遂げた役割とは 百音の痛みを繊細に表現

連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合)の最終話まで残すところあと5話となった。百音役を演じた清原果耶は、ヒロインの19歳か…

 どちらかと言えば変わり種の職種が多かった中で、近年では(職ではないものの)、舞台『ジャンヌ・ダルク』(2023年)で第31回読売演劇大賞 優秀女優賞・杉村春子賞を、時代劇作品の映画『碁盤斬り』では第48回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を獲得。現在、令和7年参議院議員選挙のイメージキャラクターに起用されていることも相まってか、より洗練された大人(の中の若者代表)のイメージが強くなっている印象だ。

 『初恋DOGs』で清原が演じる愛子は、本澤・マッカーシー法律事務所で、離婚訴訟を専門に手掛ける敏腕弁護士。ドラマの公式サイトにはキャラクターの年齢表記はないが、司法試験の平均合格年齢は20代後半から30代前半と言われていることを考慮すると、それほどまでに努力を重ねてきた完璧主義ということが分かる。事務所内でも愛子は年下の方で、同僚からはマイペース、事務所1のクール女子と呼ばれている。仕事は完璧にこなす半面、不仲な両親を見て育ったことで恋や愛を信じなくなってしまった“こじらせ女子”。プライベートでは最近飼い始めた愛犬のサクラを溺愛し、シングルライフを満喫している。

Write A Comment

Pin