
7月14日、英BBCは2月に放送されたパレスチナ自治区ガザで暮らす子どもたちに関するドキュメンタリー番組でイスラム組織ハマス政権下で農業次官だった人物の息子がナレーターを務めていた問題で、正確性に関する編集ガイドラインに違反していたとする内部調査結果を発表した。ロンドンのBBC本部で2023年10月撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)
[ロンドン 14日 ロイター] – 英BBCは14日、2月に放送されたパレスチナ自治区ガザで暮らす子どもたちに関するドキュメンタリー番組でイスラム組織ハマス政権下で農業次官だった人物の息子がナレーターを務めていた問題で、正確性に関する編集ガイドラインに違反していたとする内部調査結果を発表した。
ただ、公平性などその他のガイドライン違反はなく、外部組織が番組に不適切な影響を与えたという証拠もなかったと結論付けたという。
この番組”Gaza: How To Survive A War Zone”は2月の放送から5日後、「重大な欠陥」があるとしてウェブサイトから削除されていた。番組は独立系制作会社が手がけた。
BBCは、ナレーターの父親に関する背景について「重要な情報」だったが、放送前に共有されていなかったと説明した。
英情報通信庁(Ofcom )は、BBCの検証結果を検証し、調査を開始するとXに投稿した。
BBCは「適切な説明責任を果たすための公正で明確かつ適切な措置と、このようなミスが繰り返されないようにするための措置を直ちに実施する」と述べた。
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