令和7年7月7日、TOBEより7人組グループ・CLASS SEVENが「miss you」を配信リリースし、デビューを果たした。

 グループは昨年11月に結成。インタビューでは、結成からデビューまでを振り返る形で7人に話を聞いた。そのなかで「いちばん記憶に残っている日」を尋ねたのだが、てっきりグループとしての初ステージや、『to HEROes 〜TOBE 2nd Super Live〜』(以下、『to HEROes』)の出演などが挙がるかと思いきや、返ってきたのは、そういった煌びやかな日に向けてのリハーサルや練習の日々だった。

 7人にとって、今は仲間と過ごす一日一日がどれも新鮮で、刺激的で、大切なものなのだろう。そんな彼らだからこそ、これからも日々経験を重ねながら未来へと駆け上がっていくはずだ。今の7人の想いを受け取りつつ、“未完成”だというCLASS SEVENの今後の成長を楽しみにしてほしい。(かなざわまゆ)

CLASS SEVEN、7人それぞれの「いちばん記憶に残っている日」

CLASS SEVEN(撮影=林将平)

――昨年11月11日にグループが結成されてから半年以上が経ちました。今日までいろいろと7人で活動を重ねてきたかと思いますが、振り返ってみて「いちばん記憶に残っている日」を挙げるとしたら、いつが思い浮かびますか?

近藤大海(以下、近藤):昨年12月の北山宏光さんのライブ(『HIROMITSU KITAYAMA「ZOO」』神奈川・ぴあアリーナMM公演)で「Violet」という曲のバックダンサーとして出演させていただいて。その時のリハーサルがいちばん印象に残っています。CLASS SEVENとして初めてのステージだったこともあって、みんな必死に必死に、とにかく踊って踊って、動きを揃えていくのが当時は体力的にキツい部分もあったんですけど、今思うとあれがあったおかげでみんなと一気に仲が深まったというか。もしあの日々がなかったら、今どうなっているんだろうな、って。

髙野秀侑(以下、髙野):僕は『to HEROes』に向けた自主練でのある一日ですね。3月6日の東京ドーム公演で「miss you」を初披露させていただいたんですけれど、そこに至るまでに、事務所のレッスン場でリハーサルをする以外にも自分たちでスタジオを取って自主練をしていて。朝6時に集合して、夜の20時まで練習した日があったんです。朝と夜で別のスタジオだったんですけど、朝からずっとみんなで踊って、みんなでごはんを食べて、その後もまたずっとみんなで踊って……。踊ることってすごく疲れるんですけど、めちゃくちゃ楽しかったですし、その一日でみんなのダンスや感情の揃い方がレベルアップしたのを感じました。

中澤漣(以下、中澤):僕は「miss you」の音源をもらった時です。みんなで一斉に聴いたんですよ、LINEで連絡して「せーの!」って(笑)。その記憶がすごく残っています。「この7人で頑張っていくんだな」ということをより一層実感したというか、その気持ちが深まった瞬間でしたね。

CLASS SEVEN(撮影=林将平)
CLASS SEVEN(撮影=林将平)

大東立樹

――皆さんそれぞれの場所で、同時に聴いた、ということですか?

中澤:そうです。僕と(横田)大雅はたまたま一緒にいたんですけど、大雅が熱くなって泣いちゃってて。

横田大雅(以下、横田):聴き終わった時に床を見たら、水たまりみたいになっていました。

全員:(笑)。

大東立樹(以下、大東):絶対言いすぎだよ(笑)!

――(笑)。そんな横田さんは?

横田:僕は、『to HEROes』の前日に社長(滝沢秀明)に直々に「miss you」を見ていただいて、アドバイスをもらった時ですね。気持ちがより高まったというか、それを経てレベルアップした「miss you」になっていって。より一層ひとつになって、CLASS SEVENの土台を作った日なんじゃないかなと思っています。

星慧音(以下、星):僕は、「miss you」のダンスを教えてもらった、最初のリハーサルです。どういう振りになるかまだわからなくてドキドキしていたんですけど、振付師さんがかっこよく、僕たちに合ったダンスを作ってくれて。本当に感謝していますし、これからもっと「miss you」のダンスを頑張りたいなと思えました。

高田:僕は、MV撮影の日です。MV撮影は初めての経験で、最初は「どうしたらいいかわからない!」ってなっていたんですけど、メンバーが近くにいたから、とても楽しい撮影になりました。本当にこの7人でよかったなと思いましたね。

CLASS SEVEN(撮影=林将平)
CLASS SEVEN(撮影=林将平)

髙野秀侑

大東:僕は……今日ですね。

――今日ですか?

大東:CLASS SEVENは、「これから成長していく」というコンセプトがあって、日々成長が見られるグループなんです。昨日の自分たちよりも、今日は成長した姿を見せる。また次の日があって、毎日毎日成長していく。実際に、今日みたいにメンバーとお仕事をする時に、僕はやっぱり毎日が新鮮に感じるというか。日々成長していくことを体現できていると思っているので。だから、“今日”ですね。たぶん明日は明日って言っていると思います(笑)。

――ありがとうございます。意外だったのが、選ぶのが本番の日ではないんだなと。CLASS SEVENとして初めてステージに立った瞬間とか、『to HEROes』での「miss you」の初パフォーマンスした日なんかが答えとして返ってくるのかなと予想していたんですけど、そうではなくて。皆さんの裏での努力が伝わってきました。

大東:たしかに。もちろん本番は衝撃があるんですけど、それ以上に練習した時間がとてつもなく長かったので、それもあるかもしれないですね。

――お話にも出てきた「miss you」で、CLASS SEVENはいよいよ配信デビューします。デビュー曲「miss you」は、どんな曲ですか?

大東:「まだ完成されてない恋」をテーマにした、切なさとあたたかさが入り混じるラブソングです!

――3月6日の『to HEROes』でデビューがサプライズ発表されたので、音源を聴いた段階ではこれがデビュー曲とは言われていなかったんですよね。最初に聴いた時はどんな印象でしたか?

大東:初めて曲をいただいた時は、あくまで「初めてのオリジナル曲」でした。でも、衝撃でしたね。音が現代的な音だけではなくて、過去に流行っていた音が組み込まれていたりとか。歌詞もラブソングなんですけど、普通のラブソングではない感じがすごく不思議で。

CLASS SEVEN(撮影=林将平)
CLASS SEVEN(撮影=林将平)

高田憐

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