国立新美術館は2025年5月15日から25日まで、「DESIGN MUSEUM JAPAN展 2025 ~集めてつなごう 日本のデザイン~」を開催した。クリエイターが日本各地に点在する地域のデザインをリサーチし、それぞれの解釈を加えて展示を実施。同館では今回で3回目となり、盛況だった。
展覧会の内容は、NHK(日本放送協会)の特集番組「デザインミュージアムジャパン」と連動している。
番組では「日本にまだないデザインのミュージアムをあなたが作るなら、どんなものを作るか」を、映像、アート、建築、そしてデザイン分野の様々な領域で活躍するクリエイターに問いかけ、彼らと一緒に日本の各地に点在する〈デザインの宝物〉を所蔵する館や組織をリサーチ。その〈デザインの宝探しの旅〉の過程を伝える。
「DESIGN MUSEUM JAPAN展 2025」は、2024年度にリサーチした8つの〈デザインの宝物〉を中心に展覧会を構成した。
DESIGN MUSEUM JAPAN展 2025を共催した一般社団法人Design-DESIGN MUSEUM代表理事の倉森京子氏は、「展示作品を入り口に、実際に現場に足を運ぶ仕掛けをつくっていきたい」と話した。
倉森氏によれば、NHKの美術系教養番組「日曜美術館」と連動した枠内特集にも手応えを感じているという。タレントの櫻井翔をナビゲーターに起用することで、地域の博物館や文化財に興味がなかった人も番組に関心を寄せるようになった。
「自分の身の回りにあるデザインに興味を持った」といった内容をSNSに投稿する動きが見られ、Xでは番組に関して1万件を超える投稿があったという。
国立新美術館での展覧会の入場者数は、22年に行われた1回目は18日間で2万3099人、24年の2回目は10日間で8911人だったが、3回目であるDESIGN MUSEUM JAPAN展 2025には10日間で1万1680人が訪れた。
8人のクリエーターが参加
DESIGN MUSEUM JAPAN展 2025の参加クリエイターは8人。
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