毎月1本を繰り返し聞ける

2025年06月26日 08時02分更新

文● HK 編集●ASCII

 Amazonは6月26日、定額音楽配信サービスの「Amazon Music Unlimited」上で、オーディオブック「Audible」のコンテンツを再生できるようになったと発表した。

 Audibleはプロの俳優や声優が読み上げた小説や実用書など、音声コンテンツを配信するサービス。文字を読むのではなく「聴く読書」ができる点が受けている。音声コンテンツであるため目を酷使せずに済み、本を手に取りにくい移動中や家事の途中などでも聞けるため時間を効率的に使えるといった利点も持つ。

Audibleは日本上陸から10年の節目、聴くサービスの融合へ

 日本には10年前に上陸し、現在配信しているオーディオブックのコンテンツは90万作品を超える。2022年からは月額1500円の定額聞き放題サービスが始まっており、会員数が約2倍に増えたという。

 Amazonは音楽や音声を配信するサービスを複数展開している。このうち「Amazon Music Unlimited」は約1億曲の楽曲をハイレゾ/ロスレス品質で楽しめるもの。利用料金は個人プランの場合、月額1080円(Amazonプライムに契約している場合は月額980円)だ。新規登録するユーザーを対象に、7月14日までの期間限定で最初の4ヵ月間無料キャンペーンも実施している。

 Amazon Music Unlimitedの契約で再生できるAudibleのコンテンツは毎月1本のみとはなるが、AudibleとAmazon Music Unlimitedの両方に契約するよりは安く、音楽やポッドキャスト、オーディオブックのそれぞれを楽しむことができる。選んだオーディオブックは月ごとに選び直すことも、翌月も聴き続けることもできる。

 Amazon MusicにおけるAudibleの配信は、これまでも英語圏を中心にアメリカ、イギリス、カナダ、フランス、オーストラリア、ニュージーランドで展開してきたが、日本のユーザーが日本語で収録されたオリジナルのコンテンツを楽しめるようになった。

 Amazon Music Unlimitedのホーム画面には「Audibleのロゴ」が表示され、そこからオーディオブックを検索したり、再生リストに入れておくことができる。Amazon Music Unlmitedの契約という一つのサブスクリプション/アプリケーションで、ハイレゾ/ロスレスの音楽コンテンツ、Podcast、オーディオブックなど「音モノ」のコンテンツをワンストップで楽しめるため、ユーザーの利便性も上がる。

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