メディアドゥ<3678>子会社であるジャイブの2025年2月期(第6期)の決算は、最終損失が6800万円だった。債務超過となっている。前の期(2024年2月期)の実績は、最終損失6700万円だった。

同社は、少女コミックレーベル「ネクストF」の雑誌とコミックス、電子書籍を手掛けていたが、この期は事業に大きな変化があった。

時系列に見ていくと、昨年8月、電子書籍流通と編集事業について、グループ会社であったエブリスタに譲渡し、紙書籍の出版流通事業を行っていく、とした。その後10月にメディアドゥが中間決算発表時、ジャイブについて電子書籍の制作・販売に注力するため、紙書籍事業から撤退し事業整理損を計上した旨の発表を行った。

この時点ではすでに電子書籍流通と編集事業を譲渡した一方、紙書籍から撤退したとのことで、事業がなくなってしまったかと思われたが、メディアドゥのコーポレートサイトによると、現在は「紙書籍の流通」を行っているとのこと。

 

▲コーポレートサイトでは事業内容について「紙書籍の流通」との記載がある。 

 

▲資料内の「電子書籍の制作・販売に注力するべく」はミスリードを誘いかねないコメントだったと思われるが…。

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