1位 『薬屋のひとりごと 16』 日向夏[著](イマジカインフォス)
皇帝の手術を無事に終えてから半月、季節も冬へと近づいていた。術後の治療を上級医官に替わってもらったおかげで、猫猫(マオマオ)の日常は忙しくも平常運転へと戻っていた。そんなある日、老医官に届いた文を読んだヨの顔色が変わった。「怖いことになるかもしれない」。その文には水膨れができた患者が増えていると書かれていたのだ。嫌な予感がする猫猫だったが、その心配は当たってしまった。「疱瘡(ほうそう)の発生」。感染力、致死率が高く、顔や身体に痕が残りやすく恐れられている流行り病だ。特効薬はなく、猫猫でも今から見つけることは不可能だろう。感染が広まれば村一つが閉鎖することもあるという。そんな絶望的な状況に一筋の光を放ったのは——。(イマジカインフォスウェブサイトより)
2位 『青い壺』 有吉佐和子[著](文藝春秋)
読めばハマる有吉佐和子。幻の名作長篇(文藝春秋ウェブサイトより)
3位 『国宝 上 青春篇』 吉田修一[著](朝日新聞出版)
俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ!極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をW受賞、作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。(朝日新聞出版ウェブサイトより)
4位 『国宝 下 花道篇』 吉田修一[著](朝日新聞出版)
5位 『一次元の挿し木』 松下龍之介[著](宝島社)
6位 『ハヤブサ消防団』 池井戸潤[著](集英社)
7位 『天久翼の読心カルテII 淡雪の記憶』 知念実希人[著](実業之日本社)
8位 『いけないII』 道尾秀介[著](文藝春秋)
9位 『マスカレード・ゲーム』 東野圭吾[著](集英社)
10位 『固結び 損料屋喜八郎始末控え』 山本一力[著](文藝春秋)
〈文庫ランキング 6月10日トーハン調べ〉