長澤まさみが表紙をつとめる『FRaU SDGs MOOK』が、5月29日に発売。今号には、俳優の東出昌大、見上愛が登場する。

 この号は、主に環境や動植物の多様性を指す「生物多様性」と、主に人間の多様性を指す「ダイバーシティ」は、これまでは別の文脈で語られることが多かった中で、「両方が実現されてこそ真の多様性である」という考え方のもと、「生物多様性」のテーマから「ダイバーシティ」のテーマに、グラデーションのように展開しながら両方にアプローチする構成になっているのが特徴だ。

 今号には東出昌大が登場。都会の便利さから離れ、自給自足の山暮らしについて語る。
東では「自然の中に多様な命があって循環しているからこそ、私たちは色々な食べ物を得られているわけですよね。でもスーパーで買い物をしていると、そのことを忘れがちです。山の中での暮らしでは、春になったら山菜が出て、夏には渓流にイワナが泳いで、秋にはキノコが生える。育つ野菜も季節ごとに違います。それらをとって、すぐ食べる。それ以上においしいものってないんです。山から木をもらって、その薪で炊いたご飯もそうです。その本当のうまさを知ったら、自然や生きものをないがしろにしていいなんて思えないです」と語る。

 また未来のために大切な事を考える人を紹介する連載「未来を考える人。」には、見上愛が登場。見上は、昨年訪れたアイスランドで、多様性を受け入れる社会のあり方や、大自然の美しさに感銘を受けたという。見上は「プライドパレードを見て、アイスランドの人たちの中でLGBTQ+という考え方が日常にあるものとして受け入れられていると感じました。また雄大な自然を目の当たりにして、この美しい地球を守りたいと心から思ったんです。勉強して頭ではわかっているつもりでしたが、実際に体験したことで理解が深まった気がします」と語っている。

 今号では「最近よく耳にする“多様性”の本質とは何か?」「サステナブルな世界を目指す上でなぜ“多様性”が不可欠なのか?」などについて、これまでより深く“自分ごと“として考えられるようになる一冊となっている。

書籍情報

FRaU SDGs MOOK
発売日:2025年5月29日(木)
定価:1100円(税込)
発行:講談社

WACOCA: People, Life, Style.

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