
2週目は、聴者の皆さんからの応援メッセージをご紹介しています。
14人目は、山縣真矢さん。
LGBTQヒストリーブックを制作しておられ、ろうLGBTQ+世界の登壇しているChiiさんの活動が掲載されます。今、情報保障が普及になりつつある、あの時代ではまず情報保障がなかった。山縣さんとお話する機会があり、Chiiさんも同席した。30年越しにあの出来事を知ったChiiさんは深く深く撫で下ろしていた。その姿は鮮明に覚えている。
ぜひ、LGBTQヒストリーブックも読んでいただきたい。
活動報告限定に山縣真也さんから心強いメッセージをいただいています。
「私は今、『LGBTヒストリーブック日本編』という日本のLGBTQの歴史を綴った書籍を制作しているのですが、それにあたって、昨年、『ろうLGBTQ+の世界』の執筆者の一人、Chiiさんを取材させていただきました。
Chiiさんの呼びかけで1993年に設立された「Tokyo Gay Deaf Community(TGDC)」(後に「Tokyo Lesbian & Gay Deaf Community(TLGDC)」に改称)の活動のこと――94年の日本初のプライドパレードへの参加、95年のフロート出展、96年のステージでのスピーチ。そして隔月刊の機関誌『Gay Deaf NEWS』の発行、海外のLGBTQのろう者との交流……。TLGDCの活動がこれほどまでに活発であったことを、Chiiさんへの取材で初めて知りました。
私は長年、東京のプライドパレードの運営に携わってきましたが、Chiiさんの話を聞くまで、パレードへの参加をはじめ、90年代のTLGDCの活動についてまったく知らなかった自分を恥ずかしく思い、当時の活動のこと、そしてLGBTQ+のろう者を取り巻く現状について、もっと知りたいと望み、また、記録としてきちんと残さなければいけないと思いました。ぜひともクラファンを成功させ、『ろうLGBTQ+の世界』の出版を実現させましょう。」
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