(CNN) オーストラリアのシドニーで、ニュージーランド出身の歌手ロードをテーマに開かれたイベント会場に本物のロードがサプライズで姿を現し、ファンを熱狂させた。

25日夜のイベントは、ロードの新アルバム「Virgin」発売を前に、最新シングル「What Was That」のリリースに合わせて開かれた。クラブに集まった参加者が期待していたのは、DJが流す音楽に合わせて踊ることだけだった。

ところが直前になって、警備員が会場の検証を行ったことから、本人が登場するかもしれないといううわさが内部でささやかれ始めたという。

本人が来ることをDJのエマ・パークさんが知らされたのは、わずか20分前。ロードのヒット曲を全部そろえて「ただうまくいくことを祈った」とパークさんは言う。

エマ・パークさん(右)がDJを務めた/Emma Cester
エマ・パークさん(右)がDJを務めた/Emma Cester

予告なしに登場したロードは、パークさんの友人の肩をたたいて「今夜クラブナイトがあるって聞いたから」と話しかけた。これに気付いた観客は一瞬、息をのみ、すぐに大騒ぎになった。

インスタグラムに掲載された動画には、観客に囲まれて踊るロードの姿が映っている。「みんなが彼女と自分だけの小さなひと時を持つことができた」「彼女のエネルギーは本物だった。私たち全員が友達のように思えた。彼女もうれしそうだった」とパークさんは振り返る。

ファンと交流するロード/Emma Cester
ファンと交流するロード/Emma Cester

ロードが会場にいたのは20分ほど。退場しようとしたところでパークさんは、ロードがチャーリーXCXとコラボしたリミックス版の「Girl, so confusing」を流した。するとロードはフロアに戻り、もうしばらくとどまったという。

ロードは4月にも米ニューヨーク市内の公園で即興コンサートを警察に阻止されて、ファンと一緒に踊ったことがあった。

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