港北区ゆかりの吹奏楽団が、劇場や映画音楽を体感できるステージで3周年を祝います。
横浜市や港北区を中心に活動を行う吹奏楽団「はなみずきウインドオーケストラ」は、来月(2025年)6月1日(日)13時45分から15時30分まで(13時開場、終了時刻は予定)、「第3回定期演奏会」を港北公会堂(大豆戸町。大倉山駅徒歩約7分)で開催します。
港北区で長年活動を行ってきた港北区民吹奏楽団(区吹)を前身とし、新型コロナ禍での休止期間を経て、今から3年前の2022年4月に結成。
「あっという間の3年間でした」と、当時、約30数人だった団員数が、現在は約60人まで増えている現状もあり、阿部香寿団長は、定期演奏会や冬のウインターコンサートをメインに据え、また地域貢献での演奏といった活動にも“積極的に登場する”というスタンスで奔走してきた日々を振り返ります。
入会金は1000円、月会費は3000円(高校生2000円)、演奏会ごとに1万円弱の特別徴収があるというように、営利目的ではない、市民活動としての演奏を行ってきたという同団。
「楽器の運搬なども含め、それぞれの役割を分担し、大変なことも多いですが、年間を通じても楽しいことが多いと感じます」と、広報を担当する丹藤祐規子さんも、3年間を通じ一人ひとりが成長してきたことにより音楽の質も向上、継続して在籍するメンバーが多いことも、それらの一因と感じていると笑顔で語ります。
毎週、原則土曜日の18時から21時まで行っている練習会場のみ、横浜南フォーラム南太田(南区南太田)や南公会堂(同区浦舟町)、かながわアートホール(保土ケ谷区花見台)などで実施するなど、港北区を離れての活動に。
それでも、「本番の演奏会は、今回も、“ホーム”といえる港北公会堂での開催となります。ぜひ地元・港北区の皆様にも多くご来場いただければ」と、昨年(2024年)12月のウインターコンサートに続き、同公会堂で開催できることを喜びます。
最近では、高校生が3人在籍するなど、若い世代の入団も増えているといい、「団員の平均年齢は30~40代ということもあり、若いパワーで活動を行っています。今回の曲目選考も、団員によるアンケートにより決定しました」と、楽曲決定のプロセスでも、一人ひとりの想いを反映させようと努めていると語ります。
演奏会の前半では、吹奏楽オリジナルの楽曲を中心に選曲。
コンクール課題曲としても著名な「さくらのうた」(福田洋介作曲)や「七夕」(酒井格作曲)などを演奏する予定です。
劇場・映画シーンを盛り上げる楽曲をメインに配置する後半では、ミュージカル「レ・ミゼラブル」や「ジブリメドレー」などの楽曲を披露するとのことです。
今回の演奏会について阿部団長は、「今回は特に打楽器が活躍、楽器の種類が多いことも特徴となっています。ご注目ください」と、特にミュージカルなど、劇場や映画の場面を想像し、またそのシーンが浮かぶかの演奏会への多くの来場を呼び掛けています。
なお、通算6回目となる大型コンサートとしての今回の開催も入場は無料(事前予約不要)。13時10分からは「開演前コンサート」も実施、好評を博している親子席も、前回同様50席用意する予定で、さらにパワーアップした演奏を「家族ぐるみ」で楽しんでもらいたいとのことです。
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
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・“駅前好立地”に感謝、城郷小机地区センター・ケアプラザ20周年で新キャラ誕生も(新横浜新聞~しんよこ新聞、2024年10月9日)※「地域貢献」での演奏も
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【参考リンク】
・アクセス(横浜市港北公会堂)
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