
書籍に登場する人たち(12)野村恒平
ノンバイナリーでゲイ、そして手話を第一言語とするろう者。
私が育った環境では、「悪いカルマが多いと障害者を産む」「話せる方が偉い」といった価値観が当たり前のように存在していました。これは「オーディズム(Audism)」と呼ばれる差別の一つです。宗教、家庭、教育、医療、社会、どこにいても「治すこと」「普通になること」を求められ、自分の存在を否定されているような感覚を抱えてきました。
そんな中で、自分らしく生きることを諦めかけた時期もありました。でも、手話という言語を通じてろうコミュニティに出会い、「ろうのままで」「男が好きなままで」「自分のままで」大丈夫なんだと、初めて心から思えるようになりました。
自分を肯定できたのは、出会ってくれた皆さんのおかげです。この場に立てること、そして私の声を届けられることに感謝しています。
動画は、日本ろうLGBTQ+連盟のSNS(X、Instagram、Facebook)に掲載していますので、ぜひご覧ください。
書籍に登場する人たち(13)モンキー高野
年齢順で紹介しておりましたが、『ろうLGBTQ+世界~15人が語るライフストーリー~』の一員として載せます。
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