国内外の有名な音楽家らが参加して行われてきた「宮崎国際音楽祭」が18日、最終日を迎えました。
フィナーレでは、30回目の節目を記念して豪華音楽家と県民合唱団が共演し、ベートーヴェンの交響曲第9番「第九」が披露されました。
およそ1ヶ月にわたって国内外の有名な音楽家らが集い、県内各地で公演してきた宮崎国際音楽祭は18日、宮崎市の県立芸術劇場で最終日を迎えました。
フィナーレでは30回目の節目を記念し、イタリア・ミラノのスカラ座の次期音楽監督、チョン・ミョンフンさんの指揮のもとベートヴェンの不朽の名作、交響曲第9番「第九」が披露されました。
クライマックスの第4楽章では、世界的なソプラノ歌手など4人のソリストに公募で集まった、およそ160人の一般の県民合唱団も加わり、オーケストラの演奏に合わせて力強い歌声を響かせると、およそ1300人の観客から盛大な拍手が送られていました。
宮崎市の高校の吹奏楽部でフルートを演奏している17歳の女子生徒は「第九の演奏を初めて生で聴き、感動して涙が出ました。聴いて学んだことを、自分の演奏にも生かしたい」と話していました。
新音楽監督の三浦文彰さんは「マエストロがオーケストラとコーラスのとても素晴らしいバランスで音楽を作り素晴らしかった。音楽祭の演奏レベルは世界トップクラスだと思うので県民の皆さんは誇りに思ってもらいたい」と話していました。
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