結成16年以上の漫才師による賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~2025」を制した漫才コンビ・ツートライブが優勝から一夜明けた18日、大阪・森ノ宮よしもと漫才劇場で行われたライブに出演。約250人の観客で満席となった会場から万雷の拍手で迎えられた。
【写真】凱旋したツートライブ!周平魂がおなじみの“顔芸”を乱発
出囃子とともに、たかのり(41)が先に登場し、遅れて優勝トロフィーを持った周平魂(41)が登場。トロフィーを高く掲げて、会場を盛り上げた。大会では披露できなかった“幻の勝負ネタ”を披露して爆笑をかっさらった。
出番後、囲み取材に応じた2人は「まだわけわかってない、ふわふわしています」(周平魂)、「東京の賞レースのプレッシャーを初めて感じました。帰りの新幹線も爆睡しようと思ったら一睡もできなかった」(たかのり)といまだ夢心地のようだった。
優勝後、すでに31番組から出演オファーが届いているという(副賞で出演権を得た22番組含む)。この日も早朝の新幹線のグリーン車で帰阪し、休む間もなく同劇場と難波の「よしもと漫才劇場」を行き来して漫才出番。各劇場で3ステージ、計6ステージをこなし、その足で東京に戻る多忙スケジュールが続く。
前日はMC・東野幸治をはじめ大御所芸人らが見守る大舞台で優勝をつかみ取った。たかのりは優勝直後の記者会見で「森ノ宮よしもと漫才劇場の昼寄席やと思って(漫才を)やってました」と気負わないように努めたことを明かしていた。この日、王者として同劇場に立ち「いつも通り。やっぱり落ち着くんですよ」と“ホーム”で安堵の表情を見せた。
ツートライブは2008年結成。ボケ・周平魂の独特の言い回しによる“いきり漫才”が持ち味。「THE SECOND」には前回大会に続いて2度目の出場で、グランプリファイナル(決勝大会)に初めて進出した。初戦ではモンスターエンジンを、準決勝でははりけ~んずを撃破。迎えた決勝でも囲碁将棋を下し、3代目王者に輝くとともに優勝賞金1000万円などを獲得した。
(よろず~ニュース・藤丸 紘生)
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