2位 『街とその不確かな壁〔上〕』 村上春樹[著](新潮社)

十七歳と十六歳の夏の夕暮れ、きみは川べりに腰を下ろし、”街”について語り出す──それが物語の始まりだった。高い壁と望楼に囲まれた遥か遠くの謎めいた街。そこに”本当のきみ”がいるという。〈古い夢〉が並ぶ図書館、石造りの三つの橋、針のない時計台、金雀児(えにしだ)の葉、角笛と金色の獣たち。だが、その街では人々は影を持たない……村上春樹が封印してきた「物語」の扉が、いま開かれる。(新潮社ウェブサイトより)

3位 『マスカレード・ゲーム』 東野圭吾[著](集英社)

解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら再び潜入捜査を開始する――。(集英社ウェブサイトより)

4位 『街とその不確かな壁〔下〕』 村上春樹[著](新潮社)

5位 『一次元の挿し木』 松下龍之介[著](宝島社)

6位 『ほどなく、お別れです 思い出の箱』 長月天音[著](小学館)

7位 『新本所おけら長屋(三)』 畠山健二[著](祥伝社)

8位 『祝祭のハングマン』 中山七里[著](文藝春秋)

9位 『君のクイズ』 小川哲[著](朝日新聞出版)

10位 『おいしいごはんが食べられますように』 高瀬隼子[著](講談社)

〈文庫ランキング 5月13日トーハン調べ〉

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