女性アイドルグループ「夜光性アミューズ」が2025年5月15日に公式TikTokに投稿した動画に、SNS上で波紋を広げたK-POPイベント「KCON」のスタッフ対応を彷彿(ほうふつ)させるとして、賛否の声が寄せられている。
誹謗中傷や特定行為も、イベント会社は注意喚起
KCONをめぐっては、イベント内で5月11日に行われた韓国ボーイズグループ「ZEROBASEONE」(ゼロベースワン)のファンイベントで、手を振るメンバーの前を参加者のファンが通る様子の動画がXで拡散された。その中で、参加者のスムーズな移動を促す「剥がし」と呼ばれる会場スタッフが、参加者を必要以上に強く押したり急かしたりして交流の機会を奪っているとして、批判的な声が寄せられた。誹謗中傷や、該当スタッフの顔や住居だとする写真なども拡散される事態となった。
KCON主催者は12日、スタッフを派遣していたイベント会社も13日に、それぞれ公式サイトでスタッフの対応を謝罪。イベント会社はスタッフ個人への誹謗中傷や特定する行為は辞めるよう呼びかけた。
夜光性アミューズがTikTokに投稿した動画では、アイドル役とみられる水萌しゅるさんの前をほかのメンバーが通り、ふてこさんが「剥がし」としてその背中を押している。なお、2周ほどするうちに、ファン役のメンバーも自ら走り抜けるようになり、撮影者の笑い声も入っている。
動画の概要欄には、「剥がし」との言葉のほか、問題となったKCONスタッフの特徴から付けられたX上でのあだ名も記載されており、KCONのスタッフ対応をめぐる一連の問題を意識した動画のようだ。
動画のコメント欄やXには、「流行乗りの早すぎるwwwwwww」「みんな面白すぎる笑」「公式がこれやるの笑笑」など笑いの反応も寄せられた。一方で、「アイドルって立場がこれやるのは流石に良くないな」「こういうことしてるやつ幻滅」「アイドルがコレやっちゃダメだろ」といった批判的な声も寄せられている。
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