物言う株主(アクティビスト)の米ダルトン・インベストメンツは、株主提案をしているフジ・メディア・ホールディングスとの委任状争奪戦を望んでおらず、16日までに合意点を見いだしたいとの考えを明らかにした。
ダルトン共同創業者のジェイミー・ローゼンワルド氏はインタビューで、「株主の前で争う必要は無く、委任状争奪戦に発展せずに交渉できるはずだ」と話した。またフジHD次期社長の清水賢治氏が、ダルトンとの交渉に応じることを求めていると述べた。
フジHDの株主の1社であるダルトンは6月の定時株主総会に向けて、SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長ら12人の取締役候補を提案。フジHDは株主提案に対する取締役の意見について、真摯(しんし)に検討した上で、決定次第公表するとしている。
フジHDは16日に2025年3月期の決算発表を控える。
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