Snow Man の渡辺翔太が主演を務める『事故物件ゾク 恐い間取り』の撮影が今年2月に都内スタジオで行われ、撮影現場で中田秀夫監督、そして宇高武志プロデューサーが取材に応じた。
本作は、事故物件に住みつづけるお笑い芸人・松原タニシのシリーズ累計25万部を記録するノンフィクションシリーズを実写映画化し、興行収入23億4,000万円(日本映画製作者連盟調べ)を記録した大ヒット作『事故物件 恐い間取り』(2020)のシリーズ最新作。前作の亀梨和也から主演を引き継いだ渡辺が、事故物件住みますタレントの桑田ヤヒロを演じる。テレビ番組やSNSのネタ欲しさに「必ずとりつかれる部屋」「いわくつきの古い旅館」「降霊するシェアハウス」と数々の事故物件に住み、それぞれの物件に隠された謎に迫る。
この日、撮影されたのは「降霊するシェアハウス」のワンシーン。主人公のヤヒロは、住人の出入りが激しく、幽霊を見たとして精神の不調をきたす者も多いシェアハウスに住むことに。だがそこで謎の霊の気配を感じ取ったヤヒロは、シェアハウス住人の久米海斗(金田昇)、小山拓巳(加藤諒)とともに、降霊術を行ってその霊と交信しようするが……という内容だ。
このシーンについて中田監督はこう説明する。「今回のシーンは、物件としては3軒目となります。これは半分ジョークではあるんですけど、スタッフには(五重の塔の各階ごとに敵の格闘家が待ち受ける、1978年の映画)“『ブルース・リー/死亡遊戯』的にステージアップしていきますよ”と言いました。だから戦う相手というか、見せる幽霊もそれぞれ全然違う。1軒目も、2軒目も何とかくぐり抜けなければ次には進めないわけです。特にこの3軒目の敵は、見えている時間は短いですが、おそらく1軒目、2軒目よりも強敵だと思います」。宇高武志プロデューサーも「今回は物件ごとにものすごく怖い幽霊が登場しますが、このキャスティングも監督が時間をかけて選びに選びました。重要なキャストとして、目玉になるような幽霊が物件ごとに出ることになります」と期待をあおる。
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