絶大な人気を誇るK-POPグループENHYPENが、北米で大きな動きを見せている。発表されたばかりの新曲「Loose」は、英語で歌うアップビートなポップトラックだ。彼らが米トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』でこの曲を披露しアメリカでのテレビデビューを飾ったのは先週木曜日(現地時間)のこと。完璧に調和がとれたダンスと歌声、そして観客席のファンの熱狂は全米にグループの存在感を印象付けた。そして、2日後の土曜日の夜、彼らはアメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ」の初ステージに降り立った。

『ジミー・キンメル・ライブ!』でのパフォーマンス。

ENHYPENがコーチェラ2025で身に着けていたのは、カウボーイコアの美学をフィーチャーしたベスト、ラインストーン、ヴィンテージデニムからなるプラダのカスタムルック。「世界的なアーティストのなかでも、プラダにステージ衣装をカスタムメイドしてもらったのはほんの一握りだと聞いています。K-POPアクトとして初めてその機会を得たことは、信じられないと同時にとても特別なことだと感じています」と、ENHYPENのジョンウォンはパフォーマンスを前に米版『GQ』に語った。「このビーズワークやディテールは、ステージの照明の下でも輝くでしょう。コーチェラでの初パフォーマンスがより意味あるものになりました」

ENHYPEN、「コーチェラ2025」で身に着けたプラダのカウボーイ衣装を語る

Courtesy of Prada

プラダの衣装が自信を高めてくれる

ENHYPENの7人のメンバーは全員、オーバーサイズのジーンズ、メタルバックルが付いたブラウンのレザーベルト、様々な色調のシルクのネッカチーフを身に着け、シルクのインサートやマザーオブパールのボタン、コントラストの効いたパイピング、レザーの襟などで個々にカスタマイズされたアウターを組み合わせていた。

ENHYPENのヒスンは、プラダのルックを着てパフォーマンスをすることで、「この経験がいっそう重要な意味を持ったように感じられます」と語った。一方、ジェイは、衣装がライブパフォーマンスのクオリティにまで影響を与えることを示唆した。

「コーチェラはとてもアイコニックなステージですから、もちろん緊張もします」と、彼は言う。「でも、(ブランドの)グローバルアンバサダーとして、プラダのカスタムメイドの衣装でステージに上がれるということが自信を高めてくれるんです。このおかげで、さらにいいパフォーマンスができるようになると信じています」

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