【写真】そうめがカップルの撮り下ろしカット

 2024年春放送の『プサン編』から通算4回の旅に参加したそうまと、2023年春の『チュンムン編』から約1年半ぶりの登場となったメガン。高校生活の恋愛総決算となる旅で、なんの不安もないかたちでカップル成立を果たした。本文でも触れている通り、初日から隣同士にいることが自然と当たり前になっていく過程は、多くの視聴者にも親近感を抱かせてくれたことだろう。

 そうまの落ち着いた話しぶりと、メガンの軽快な関西弁トーク。ふたりの会話のテンポ感や掛け合いから、カップルとしての相性のよさが十分に伝わるインタビューになったと思う。(一条皓太)

・「オンエアを観て“チキんなやー!”って思った」(メガン)

ーーおふたりと対面して、本当にお似合いなカップルだと感動しています。まずはお互いの第一印象から振り返らせてください。

そうま:メガンちゃんは、天使や妖精に見えるくらいにかわいかった。なんか宙にぷかぷか浮かんでいそうだし。

メガン:イジってるやん(笑)。私がそうまくんを初めて見たのは『プサン編』だったかな? 当時のイメージは、人とあまり喋らないシャイでクールな子。お付き合いを始めてから、その印象がすごく変わりました。

ーーカップル成立にあたっては、いわゆる“追う恋”と“追われる恋”の関係性は通らず、とても自然な流れで結ばれましたね。一緒にごはんを食べて、喋って、水族館で遊んで。よい意味で普通の高校生らしさがあり、多くの視聴者も親近感を抱けただろうなと。

そうま:たしかに。

メガン:ライバルがいなかったのも大きいのかもな。

ーーさっそくですが、旅の振り返りに入っていきましょう。初日に『マーライオン公園』を訪れた際、そうまさんは周囲に一歩出遅れるかたちで、メガンさんに話しかけました。かつての旅と変わらぬ姿のようで、少し懐かしかったです。

メガン:それなー! オンエアを観て「チキんなやー!」って思った。

そうま:(笑)。お互いにLINEで感想を送りあっているけど、この場面もそうだし、3日目の“ぐるぐるバットビーチフラッグ対決”のこともイジってきたよね。

メガン:あれはホンマにおもろいもん!

ーー“ぐるぐるバット”については、ぜひ取材の後半で(笑)。その後の2ショットでは、メガンさんの提案から、一緒に砂浜でハートマークを描くことに。

メガン:旅に出発する前から、好きな人と一緒にしたいと考えていたんです。夢が叶ってホンマにうれしかった!

ーー3泊4日の序盤も序盤でしたが、すでにそうまさんへの気持ちが固まっていた?

メガン:気になる人が途中で増えたこともありましたけど、その日の寝るころにはもう“好きやな”って確信していました。

そうま:僕はそこから少しだけ遅れて、同じ気持ちになったのは2日目の夜。告白を決めたのは、3日目のグループ行動で、一緒に香水を買ったとき。少しだけ感覚が空いているのは、2日目の夜に“自分と一緒にいないとき、メガンちゃんはどう過ごしているんだろう?”って考える自分がいて。それに気づいて、ますます告白したいと思えるようになったからです。

ーーそうまさんは最終日の告白直前、メガンさんに手紙を贈りましたよね。あの手紙は、紙の上に砂をさらさらと流すと「幸せにします」という文字が浮かんでくる、初日の2ショットで使った砂の“伏線回収”をするようなものでしたが。

そうま:そうなんです。メガンちゃんとの思い出に絡めて、なにか砂を使ったメッセージを伝えたくて。最終日の朝に旅のしおりを読んだあと、男子メンバーが一緒に悩んでくれました。

メガン:え、あれって伏線回収だったの!

ーーお、ご存知なかった。

メガン:知らなかったです! いま教えてもらえてうれしい〜(とびきりの笑顔)。

・「あんなにコケてた記憶ないよ」(そうま)

ーー今回は『今日好き』史上初となる、全員が継続メンバーでの旅となりました。旅中の雰囲気など、これまでと比べて大きな違いを感じる部分はありましたか?

そうま:きっと僕以外もそうだったと思うんですけど、大半のメンバーがどう動くべきかに悩んでいた印象があります。

ーーというと?

そうま:僕の場合だと今回も含めてこれまで4回の旅のうち、女子メンバーふたりと同じ旅を経験していて。恋愛感情とか抜きに、すでに知っているメンバーが多いと、新しく出会った子たちと会話するのにも逆に勇気が要るなって思って。あとやっぱり、全員がなにか強い想いをもって継続参加しているし、今回はそれも最後だったので。相手を誘うことひとつにも、すごく慎重になっていました。

ーー決してネガティブな理由ではないですね。ちょうど“4回の旅”という言葉が出てきましたが、そうまさんは件の香水ショッピングの際に「4回目で、メガンちゃんに出会う旅だったのかもしれない」と、なんともロマンチックな言葉を披露してくれました。かつてはあれほどシャイだったのに……どこでそんな言葉を覚えたんですか?(笑)

そうま:素直にそう思ったから出てきた言葉です(笑)。さっきの話にもつながりますけど、旅の出発前から、今回は初心に戻って『今日好き』を楽しむことを決めていて。なぜかというと、僕が最初に旅をした『プサン編』が、相手に対して気持ちをまっすぐに伝えられて、本当に楽しく、過ごしやすい旅だったから。そんな決意があったから、メガンちゃんにもあの言葉を伝えられたんだと思います。

メガン:私もそう! 純粋に楽しんで、恋しようって最初に決めてた。前回の『チュンムン編』では、自分から話しかける勇気もなかったから、最初の2ショットにそうまくんを誘ったのもすごく頑張ったんだからね!

ーー『チュンムン編』は、約1年半前まで遡る旅になりますね。

メガン:それもあって、今回のメンバーで仲よしだったのはひとりだけ。ほとんどの子とは初対面でした。

ーーちなみに、その仲よしとは?

メガン:そのちゃん(平松想乃)です。

ーーやはり(笑)。というのも、気になる相手を誘って特別なデートに行ける権利を巡っての“ぐるぐるバットビーチフラッグ対決”。そうまさんはスタート間もなく、後ろに“こてんっ”と転げてしまいましたが、そのさんとメガンさんが並んで爆笑していたので、“もしや”と思いまして。

メガン:大正解です! それにしても、ぐるぐるバットってあんなにコケるんだね(笑)。あのシーンはいつ観ても笑っちゃう。そうまくんが面白いし、かわいいしで最高でした。あといっさくん(松本一彩)の一発ギャグでなかなか笑わなかったそのちゃんを爆笑させたのもすごい! そのちゃん笑わせMVPは、まさかのそうまくんだったね。

そうま:いっさのギャグもちゃんと面白かったのに! ぐるぐるバットって、終わったあとに下を向くと、地面にぐーっと引っ張られる感覚になるんだよね。だから自分がどこに立っているのかもわからなくなるし、オンエアを観て思ったけど、あんなにコケてた記憶ないよ(笑)。

ーーそうまさんの転げぶり、本当にキュートでした。私がメガンさんだったら、そうまさんを起きあがらせつつ、その勢いままに告白をしていたでしょう。今度はぜひおふたりでの対決を!

メガン:ふたりで!? 勝つわー!

そうま:もうトラウマだわ。

ーー(笑)。ここまで、過去の『今日好き』でのお話もちらほらと出てきましたが、今回のカップル成立をかつて一緒に旅したメンバーに報告するとしたら、どなたの顔が真っ先に思い浮かびますか?

メガン:のあちゃん(田仲埜愛)。もともと幼馴染で、『チュンムン編』への参加が決まったときもすごく応援してくれて。今回の旅のことは秘密にしていたんです。けど、シンガポールから帰国したとき、お仕事の関係でのあちゃんとまさかの一緒に大阪まで帰ることになって、その時は言いたくて仕方なかったです(笑)。

そうま:僕は4回も旅を継続しているので、伝えたい友だちが多すぎるけど……けんけん(中村健太朗)、こおくん(飯沼虎王)、てる(川端輝)、しょう(角田翔)が思い浮かびました。みんな、喜んでくれるといいな。

ーーここからは、おふたりそれぞれの近況や今後について聞かせてください。まずは、高校の卒業式はいかがでしたか。

メガン:体感、一瞬でした。卒業した実感もないし、春休みがずっと続きそうな感覚。

そうま:僕は逆にすごく実感があって。3年間で何気に青春していたので、友だちともたくさん写真を撮り合ったり。でも式自体では泣かなかったかも。

メガン:一緒だ〜。中学の卒業式で号泣していたから、今回もそうかなって予想していたけど、私の高校は人数が多くてショートバージョンで開催されたんです。だから泣きポイントがゼロでした(笑)。

ーーお気に入りの卒業ソングなどはありますか?

メガン:ある! いま流行ってる曲だけど……忘れたわ!(と笑いつつ、TikTokを開く)

そうま:(メガンにくっつき、その画面を眺める)

メガン:……どの曲かわからへん!(笑)

ーー結局ですか(笑)。ともあれ、おふたりの姿が放課後のマクドナルドにいるカップルのようで微笑ましかったので、よしとしましょう。メガンさんは旅中、卒業後に上京を予定していると話していましたね。東京出身のそうまさんとはすぐに会える距離となりますが、一緒に行きたい場所はありますか?

メガン:カラオケ! そうまくんと一緒に歌ってみたい。

そうま:花火とかも見に行きたいよね。

メガン:たしかに、花火大会も行こー!

ーーその言葉を待っていました! なぜなら、おふたりとも誕生日は8月。お互いのお祝いに花火にと、この夏はイベント尽くしになりそうですね。

そうま:そっか! 僕が8月14日で、メガンちゃんは22日。ほぼ1週間違いなんだよね。

メガン:ホンマや! 夏、盛りだくさんやな。いまから楽しみすぎるー!

取材/文=一条皓太

WACOCA: People, Life, Style.

Pin