<「べらぼう」第14話 徹底解説>検校は嫉妬してなかった!?深すぎるその理由とは?<蔦重瀬川夫婦道中>

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Today’s INDEX
0:00〜 1:上げて落とす!
3:54〜 2:秋→冬/天国→地獄
6:32〜 3:瀬川に決断について
14:26〜 4:『塩売文太物語』
21:23〜 5:検校の愛
28:37〜 6:松崎の怒りの矛先
30:36〜 7:クレジット解説
34:06〜 8:エピローグ

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19 Comments

  1. 史実無視して結ばれてくれや〜…なんて思いながら観てましたw
    こんな落とされ方しても、横浜蔦重のメソメソしない演技がまた好きだなー!

  2. 今回の話は愛について考え方が描かれていたと思います。
     自分の愛情を成就させることと,相手の思いの成就による人生の幸せを考えたときに,その双方が実現可能であればいいのですが,両立が難しいときにどうするかという選択が瀬川に突きつけられました。
     蔦重との初恋が成就することへのワクワクから当初は蔦重との将来に夢を抱いていました。しかし,奉行所で鳥山検校から離縁を言い渡されることで,自分の愛情の成就(検校の場合は瀬川を我が物とすること)よりも,例え自分の思いに反していても相手の望みを全力で叶えるという,無償の愛の姿を見せられました。

     また,松崎の事件を通して,瀬川のように愛を行動原理の中心に置く者だけでなく,松崎のように世の中には,憎悪を基準にしか生きられない者もおり,その憎悪は理屈ではなく非常に強固な物であることを知りました。「松崎は座頭金によって吉原に身を落としたかもしれないが,自分も武家のせいで吉原に売られてきた。しかし,その恨みにとらわれていないし,恨みからは何も生まれない。」という意のセリフがありましたが,それは正論ではあっても松崎のここをには心には届かなかったシーンが印象的でした。
     そしていざ,蔦重と結ばれることが現実となったときに,世間から憎悪の対象である自分の存在が蔦重の立場を悪くし,最大の二人の共通の夢である「吉原の女郎の明るい未来」に向けての障壁になるのではという思いに至ったときに,鳥山検校と同様に今後の自分の身の振り方などは全く振り返らず,自ら身を引く選択をしました。
     相手の夢のために自分が報われなくても身を引くというような選択をするドラマは昭和の頃にはよく見たような気がしましたが,平成令和の時代にははやらなかったのか,久しぶりに見たように気がしました。その分インパクトの強い回になったように思います。

     全く別件ですが,旧暦と新暦の季節の移ろいのとらえが,温暖化した上に新暦で生活している現代の感覚と齟齬があり,蔦重と瀬川の二人の幸せな期間をどうとらえればよいか難し意を考えました。
     旧暦では,1~3月が春,4~6月が夏,7~9月が秋,10~12月が冬とされています。現在の感覚と大きく異なるのは,そもそも旧暦は一年が360日(30日×12ヶ月)で季節のズレを補正するために閏月が材要されていました。そのため,元旦である立春は新暦の1月末頃から2月末頃になります。
     そうすると2人の幸せな時間は4~5ヶ月ほどだったのではと思われます。話の流れには全く関係ありませんが,少しでも2人の幸せな時間が長くあってほしいと思い,こんなことも考えてしまいました。

  3. 予想通りの「上げて落とす」でしたが、美しい落としどころであったようにも思います。
    私は松崎の気持もわかるような気がします。
    しかし瀬川が松崎に受けた傷はかすり傷でラストの方で松崎も吉原によく馴染んだような描写もあったような…瀬川が顔に受けた傷は、残るのかと予想していました。しかし残らず良かったです。
    来週以降は生田斗真さんが少しずつ動きだすような予感もあり別の地獄になるような。
    石坂さんの役どころに突っ込んでしまうかもしれません…
    気になるのは声優枠で、今回のお奉行、井上和彦さんの演技は堂々としていて良かったです。
    こうなると昔の大河常連だった中田浩二さん、菅生隆之さん、池田秀一さんのような役俳優さんにもゲスト出演してもらいたいような気もします。

  4. 今回は、相手を思い自ら身を引く二人、鳥山と瀬以が痛々しかった。
    鳥山は彼女を単に美しいからではなく、心の底から自身の希望、救いとなってくれる人として必要としている。しかし彼女の真意を誰よりも理解している彼は、彼女の本当の願いを看破し敢えて自分から離れる決心をした。罪人となった自分と共に生きるより、本当に愛する相手蔦重との人生を選び取らせようとした。
    瀬以も初めは念願だった蔦重との生活を夢想し喜びに満ちていた。しかし自分が当代一の有名人になってしまい、そのことが彼の将来に決して益とならずむしろ邪魔をしてしまう可能性に気づき、未練を残しながらも去って行く。その際に愛読書を置いて行く。その本は彼女の思いと深く結ぶつき、それがあったからこそ彼女は今まで明るく生きてこれた。彼女を長年支えてきた大切なものだった。それを置いて行くことにより、彼女は今までの蔦重との思い出を断ち切り、踏み出して行く。彼女は今までの蔦重との貴重な繋がりを何としても振り切るために、苦渋の選択をした。それは、瀬以の蔦重への最大限の愛情表現だった。本好きな瀬以の性格が、本を手放す=蔦重への愛を断ち切るという決断の辛さをうまく形容していた。
    やぎしたさんの言われていた紅葉のシーンは、二人の一番幸せな時期と一番美しい季節の紅葉をシンクロさせ、二人の関係性のピークと季節のクライマックスを重ね、それが最後には枯れ葉となって散ってしまうという様をも重ねている見事な演出だと思う。

  5. 「そなたの望みは何であろうと叶えると決めたのは私だ」男だね~👏👏👏
    瀬川の「私は幸せな妻でした」は、本心の言葉でしたね。
    その上で、自分は最愛の人のために何をすべきかを考え、重三の夢の実現のために身を引くべきという結論になったのだと思います。
    鳥山と瀬川の、愛する人への想いが切なくも美しいと感じました。

  6. 瀬川の決断について、もやもやしていたので、次の日にすっきり解説していただいて助かりました😀たしかに、うきうきからの決断でしたね。

  7. 素晴らしい脚本家さんの業を見ました(^.^)
    竹取物語と浦島太郎が好きなんだなぁとあらためて思います(^.^)

    因果や累(つながる)の言葉が気になり見てました

    心って見えません(^.^)
    因が見える心は見えない
    (分かりあえてない)

    分かりあえた時
    恩が見える
    恩返し

    心を売らない女郎とかいいつつ
    検校も心を瀬似に見せてなかった

    最後の最後
    両者のココロ繋がった
    (検校と瀬似)

    分かりあえた

    両者解放された(^.^)

    解放されたので
    蔦重と繋がった

    表向きいなくなった瀬似
     分かれたふたり

    ココロは出会った時から
    いつまでも
    これからも繋がった

    夢という言葉で…

    本(蔦重そのもの)が置いても

    かわりの何かを授かったかも…

  8. 鳥山検校に好きだからこそ離縁してせいの望みを叶えてあげて、そう言うことをされたせいだろから、重三が好きだから自分がそばにいたらいけないと気付けたような気がします。流石義理人情の江戸っ子😂

  9. なんて切ない別れ方なんだろう。。瀬川にも
    鳥山検校にも感じました。ふたりとも相手の事を思うがゆえの事でしょう。
    蔦重はやっと結ばれた時、破顔で凄く喜んでいたのに、探しまくって居ないと分かった時の落胆ぶりに涙しました。

  10. 今回は鳥山検校が心の底から幸せの笑みが出たような気がしました。
    ビッグスターのクレジットの順番や枠はスタッフの方、気を使いますねー😅

  11. 他の方も書いておられましたが、旧暦の正月は現代の節分の時期に近いと思います。
    紅葉〜節分だと考えれば蔦重と瀬川の蜜月は少し長くなるかな?

    堕胎の後遺症で病んでいる松風。「鍼を三陰交と足三里に打つのが良い」というセリフがありましたが、今でも女性の不調回復のまさにツボです😊

  12. 暗くなるまで必死で探して…正味40分そこそこの間に上げて落とすなんて、まさにジェットコースターのような感情😂重三は辛くても忘れられなくても、前を見て進むしかない…😢まだまだ全話の1/4だよ〜😂

  13. 蔦重に検校にカモ平…。
    賢い男性たちから惚れられる瀬川は、容姿だけでなく心ばえが美しかったからこそ、愛されたのでしょうね(カモ平は顔を見ての一目ぼれだけど)。
    特に目が見えない検校は、瀬川が美しいらしいとしか知らない。
    初会で掟を破って本を朗読してくれたことで心惹かれ、その後は愛想よく振る舞ってくれるものの、いつまでたっても他人行儀な瀬以の本音の言葉を聞きたくて、前回モラハラまがいな発言に繋がったのでしょう。
    例え怒りでもいいから、瀬以の本音をぶつけてほしかった…。
    今回の「よい妻ではなかった。女郎癖の抜けなかったけど、何でも望みをかなえてくれた」という瀬以のセリフは、検校というより奉行に少しでも罪を軽くしてもらうよう、嘘を交えて訴えているようにも感じました。
    でも、涙ぐみながら続けた「幸せな妻だった」という言葉は、ようやく聞けた本音の言葉。
    検校はやっと心からの言葉を聞くことができた、という喜びと「ちっとも贅沢しようとしなかったのに俺のために嘘をついて」と苦笑する想い、2つの気持ちで微笑んだように感じました。

    その瀬川は蔦重の夢の足枷になってはいけないと思った時に、自分が発した「巡る因果は恨みじゃなくて恩がいいよ。恩が恩を呼んでいく。そんなめでたい話がいい」その言葉通り、検校から受けた恩を次は蔦重へと考えたように思います。

    孤独で陰の検校、仲間がいて陽の蔦重。
    蔦重への想いを断ち切った瀬川ですが、この正反対な二人の男性から受けた愛情を糧に前向きに生きていく、そんな風に感じました。

  14. 池波正太郎さんが鬼平犯科帳で鬼平に言わせます、「人間(ひと)とは、妙な生きものよ。悪いことをしながら善いことをし、善いことをしながら悪事をはたらく。こころをゆるし合うた友をだまして、そのこころを傷つけまいとする」

    今回の大河にはこれと同じものがストーリーの根底に流れていると思いました。

  15. 鳥山検校は瀬川(花魁)として初めて会った時に本を読み聞かせてくれた行為 気持ちが裏表の無い純粋な優しさに一目惚れしたのが切っ掛けで、1400両の大金を払ってまでも妻と言うカタチで一生傍に居て欲しい存在だったと思います。人としても瀬以みたいな本音で語り合える人は他には居なかったでしょうね。検校にとっては本当に大切な大事な人であるが故に瀬以の幸せを一番に考えての決断だったと思います…瀬以の人間性が検校にも人を思いやる優しさが芽生えたのでしょう…と『JIN-仁-』の脚本家でもある森下佳子さんらしい展開だと思います😊

  16. 興味深いのは、瀬川が「青楼美人合姿鏡」の自分の絵を見て一気に決断したという流れは何を意味するのか、ということ。
    脚本家は、この絵から「瀬川→本→蔦重」と見て、蔦重とのストーリーを紡ぎ出した。瀬川にとって「本」は「蔦重=吉原における光」であり、さらに言えば「吉原」の象徴。
    だが、身請け後も瀬川は本を大切にしていた。つまり身請け後も「吉原的なもの」を引きずっていたことになる。
    お白洲でも瀬川はそのことを「女郎癖」と言っていた。

    前回、瀬川は「蔦重を消したいが消せぬ」と検校に言っていた。しかし、本を持っている以上、「消したい」という気持ちが本当にあったかどうかは疑問であり、むしろ検校との生活にも「光」が必要だったというのが本当だろう。「吉原」は続いていた。
    だが、検校は最後に「全ての瀬川の望みをかなえさせる」という決意を完全に実行する。瀬川は検校の誠意にも応えなければならない。
    瀬川は、自分の絵を見て、このままでは「吉原の瀬川のまま」となる、これは検校の気持ちにも反するし、また蔦重(吉原)にも迷惑がかかる、と考え、本を置いて去ったのではないだろうか・・・・

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