「僕にはお金がない。だから家をあげる」貧しい恋人たちに待ち受ける悲劇…テレンス・マリック監督『天国の日々 4K』予告編が解禁!

予告編は、『荒野の用心棒』(64)、『ニュー・シネマ・パラダイス』(88)などで知られる映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが手掛けた幽玄なサウンドと共に、絵画のような美しい映像でおくられる。

本作が初主演作となったリチャード・ギア。脚本家としても活動し、『天国の日々』から、本格的に俳優業をスタートさせたサム・シェパード。今作でブレイクを果たしたブルック・アダムス。マリック監督自身の目に留まり、オーディションを経て役を勝ち取ったリンダ・マンズなど、名優たちの若かりし姿が収められている。

本作を皮切りにキャリアを切り拓き、今なお愛し続けられているそれぞれの魅力に改めて注目したい。

【作品概要】
『天国の日々4K』は、20世紀初頭のテキサスの壮大な農場を舞台に、人間の弱さともろさを美しい映像で描く。第32回カンヌ国際映画祭で監督賞、さらに第51回アカデミー賞では撮影賞を受賞するなど、公開当初から世界中で高く評価され続けている珠玉の名作。

日本では、約5年後の1983年に劇場公開された。監督は、『バッドランズ(地獄の逃避行)』(73)で初メガホンをとり、『シン・レッド・ライン』(98)や『ツリー・オブ・ライフ』(11)などで数々の賞を受賞し続けているテレンス・マリック監督。この作品に全てを注いだマリック監督は、次回作の『シン・レッド・ライン』までの20年間、1本も映画を撮らなかったことは、長年にわたり映画界の伝説として語られている。

本編の夕暮れ時のシーンは全て、“マジック・アワー”と呼ばれる、1日にわずか20分しかない日没間近の柔らかい光の中で撮られ、本編のほとんどをこの時間に費やすという極めて異例の方法で撮影された。手がけたのはエリック・ロメール監督作品に多数参画し、フランソワ・トリュフォーらヌーヴェル・ヴァーグの作品でも撮影監督をつとめたネストール・アルメンドロス。

この2人の狙い通り、絵画のような非常に美しい画作りに成功したが、その極度なこだわりのため、スケジュールや予算は大幅に超過。プロデューサーのバート・シュナイダーは自宅を抵当に入れたという。アルメンドロスは、次回作が控えていたため、ハスケル・ウェクスラーに撮影監督を引き継ぎ完成させた執念の一作となった。

本作は、テレンス・マリック監督監修のもと4Kレストア化。ここ数年の間で劇場公開が急増した4Kと、これまでの2K素材の違いについて、国立映画アーカイブの主任研究員、岡田秀則氏は「画面の肌理が違う。デジタルスキャンによる解像度は、4Kでようやく化学分子からなる35mmフィルムのレベルに達する」と言及。加えて、従来のフィルム映写機とDCP(現在主に使用されるデジタル上映素材)の違いについては「劇場の暗い環境で鑑賞することで、グラデーションの違いがよく分かる」と解説している。
『天国の日々 4K』は2025年4月4日公開

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