⽇本での劇場公開に先駆けて、7⽉18⽇から8⽉4⽇までカナダ・モントリオールで開催された「ファンタジア国際映画祭」に正式出品された映画『侍タイムスリッパー』(英題:A SAMURAI IN TIME)。
ファンタジア国際映画祭は、1996 年から開催されている北⽶最⼤のジャンル映画祭。⾃主映画がオフィシャルセレクションに選出される快挙を成し遂げた。
時は幕末、京の夜。会津藩⼠・⾼坂新左衛⾨は、密命のターゲットである⻑州藩⼠と刃を交えた刹那、落雷により気を失う。眼を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。⾏く先々で騒ぎを起こしながら、江⼾幕府が140年前に滅んだと知り愕然となる新左衛⾨。⼀度は死を覚悟したものの、やがて「我が⾝を⽴てられるのはこれのみ」と、磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の⾨を叩く。「斬られ役」として⽣きていくために…。
監督の安⽥淳⼀は本作が⻑編3 作⽬。「⾃主映画で時代劇を撮る」という無謀な試みに「脚本がオモロいから」と東映京都撮影所が特別協⼒した本作は、わずか10人⾜らずのロケ隊ながら奇跡的に完成。
23年10⽉の京都国際映画祭でプレミア上映されると、笑あり涙ありのチャンバラ活劇でありながら、衰退しつつある時代劇への愛あふれるオマージュに場内は万雷の拍⼿と歓声に包まれた。無名の監督作品という前情報を⼤きく覆す作品の完成度の⾼さに、SNS ではインディーズ映画から全国区となった『カメラを⽌めるな』を想起させるという書き込みが続出。安⽥監督が敬愛する『蒲⽥⾏進曲』などで知られる俳優の⾵間杜夫も「あっという間の2 時間11分。⼀気に観た」と⼤絶賛した。
期待値はジワジワと⾼まり、ついに本家カメ⽌めを産んだ池袋シネマ・ロサで8 ⽉17⽇から⼀般公開。すると、評判が評判を呼び、9月13日(金)より、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ 日比谷など全国150館(2024.10.7時点)以上の映画館で拡大公開されている(ギャガ配給)。
予告編は、江⼾時代に剣豪としてならした新左衛⾨がタイムスリップして巻き起こすトンチンカンな騒動と、現代で⽣きていくために時代劇の「斬られ役」を志願するシーンが描かれている。タイムスリップ時代劇はこれまで数多くの作品が挑んできた⼈気ジャンルだが、本作が選んだ「時代劇の撮影所へのタイムスリップ」という設定は、⽬からウロコな⾯⽩さを感じられる。東映京都撮影所が特別協⼒しているだけに、美術や殺陣の本格度は折り紙付き。
2023年/⽇本/131分/カラー/1.85:1/ステレオ/DCP
出演:⼭⼝⾺⽊也 冨家ノリマサ 沙倉ゆうの
監督・脚本・撮影・編集:安⽥淳⼀ 殺陣:清家⼀⽃
撮影協⼒:東映京都撮影所
配給:ギャガ 未来映画社
(C)2024 未来映画社
公式サイト https://www.samutai.net/
