歌舞伎の先代萩をベースに女優扇千景さんが乳母松島に扮して妖艶な演技。
我が子小太郎を犠牲にしてまでも若君をお守りした烈女。
小太郎は若君への毒殺の企みを察して自分から献上の饅頭を食す。
毒の症状が出る前に局滝川は自らの懐剣を抜いて千松の身体に突き刺す。
小太郎を刺殺して次は若君を狙う滝川。若君を警固して逃げる松島。
そこに京から来た姫君の母親が通りかかり日頃滝川から受けている辱めの
気持ちが爆発。母親は滝川の懐剣を奪い取り身体に突き刺す。
大奥、奥女中、掛下姿、帯結び、懐剣女闘など同じ嗜好の方、
メールをお待ちしております。
kaiken_bunko@yahoo.co.jp
6 Comments
「徳川の女たち」第3部の祖述的作品。「大奥68」の6代将軍家宣の時代のお話「幼君暗殺」。扇千景の松島と細川ちか子の滝川の凄まじい戦い。先代萩の政岡と八汐を土台にした名作です。扇千景は華やかさもあり良い女優だったのですが、政界に転身。残念でした。細川ちか子は元祖怖~いオバサン。怪奇な原泉の姉と組んで松島を苛めます。
何度観ても扇千景は博多人形そのもので綺麗です。音楽も効果的ですし、細川ちか子の演技も素晴らしい。ナレーション・音楽・脚本最高だと思います。
1971年頃に再放送を見て、こんなに偉い子供がいたと言う話を親にしたら、そりゃあ先代萩じゃねぇかと言われ、大人になってからは歌舞伎座通い。
先代の団十郎の八汐がいかつくて悪そうで、涙ぐみながら何回見たことか。
政岡は玉三郎でしたが、所作、着物の美しさは素晴らしいですね。
先代萩が見たいが為に歌舞伎座に通い数年後やっと見られましたが、このドラマは私にとっての原点です。
細川さんの妖艶な悪者ぶり、吉川さんの公家の芯の強さを久しぶりに堪能できました。ありがとうございます。
非公式ながら大奥のアップがあり、この先代萩を見ました。
扇千景さんの松島の、毅然として美しいこと。
細川ちか子さんの怪演の物凄い迫力一杯、皆さん演技が上手。
テレビでみたいなもう一度
最初に流れた歌の出だし、後の横溝正史の「悪魔の手毬唄」でも引用されてるような…