パスミスは命取り?恋のシーソーゲームの先に見えるのは、
屁理屈だらけの人間の「ダメさ」と「愛おしさ」の新たな地平!?
ある日、同じ美容室で働くむっちゃんとグリコの元に、復縁を迫っているらしいグリコの元彼・モーが挙動不審さMAXで現れてドン引きした後日、グリコはミュージシャン・ナカヤマシューコのライブで旧知のベンジーと再会するが、同行していたむっちゃんがベンジーに一目惚れしてしまう。むっちゃんはグリコとモーの協力を得て何とかベンジーと恋仲になろうと奔走し、モーはちゃっかりバーターでむっちゃんの力を借りてグリコにアプローチすることに。その一方ベンジーはナカヤマシューコと関係を持っているが、久しぶりに会ったグリコに一番惹かれている。さらにその一方グリコもむっちゃんへの罪悪感を感じつつ、ベンジーに惹かれていて…。
こんがらがった複雑な恋愛事情を抱える5人の、パスミスの許されない対話が繰り広げられてゆき、やがてカタールW杯が始まる頃に迎える絶対に負けられない話し合いは収集がつかず果てしなく、PK戦覚悟のシーソーゲームへーーー。その不毛な会話のようで時折真を食った台詞やスポーツ界の偉人たちの名言も飛び出す登場人物たちの発言と行動に共感したり呆れたりしているうちに、恋愛映画を超えて、屁理屈だらけの人間のダメさと愛おしさの新たな地平へと誘われていく本作。その極めてストレンジポップな味わいの奇妙な恋愛映画を手がけるのは、199分に及ぶ恋愛群像劇『恋愛依存症の女』がシネマ・ロサの動員記録を達成し、第2作『階段の先には踊り場がある』も好評を得た木村聡志。最新作となる本作は、巧妙に仕掛けられた台詞の応酬や構成、散りばめられたサッカーや映画へのオマージュの楽しさも相まって第36回東京国際映画祭「アジアの未来」部門での上映時のQ&Aでも観客から深い考察が繰り広げられ、現時点での最高傑作と称賛された。
キャストには映画『女子高生に殺されたい』、TV ドラマ「ファイトソング」、TV ドラマ「最高の教師 1 年後、私は生徒に■された」など話題作への出演が続き、本作が映画初主演となる莉子。共演にはドラマ・映画・
舞台で注目を集める筧美和子、『偶然と想像』『愛なのに』『サタデーフィクション』ほか話題作への出演が相次ぐ中島歩、TV ドラマ「君の花になる」「ばらかもん」の綱啓永、『愛なのに』で主題歌を担当していたミュー
ジシャン・みらんという異色メンバーによる絶妙なフォーメーションも見所となっている。
2023|カラー|ヨーロピアンビスタ|5.1ch|116min ©「違う惑星の変な恋人」製作委員会
「違う惑星の変な恋人」Xアカウント:https://twitter.com/chigawaku2024
2 Comments
綱 啓永さん、『君の花になる』以降注目してます!
莉子ちゃん可愛いのTikTokにあがってたシーンかな?
、、、てネットに書いてあった🙃
のクダリは自分も可愛い🩷てなりました👶