ゴダールが手掛けた最後の映像作品、サンローランプロダクション製作『ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争』、その真髄を垣間見る特報解禁!

映画界から永遠に去る直前まで手を加え続けた、ゴダール自身をして「最高傑作だ」と言わしめた必見の注目作だ。フランスのメゾン、サンローランが立ち上げた映画会社、サンローランプロダクションが、ペドロ・アルモドバル監督『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』に続いて製作した短編映画であり、2023年カンヌ国際映画祭クラシック部門でワールドプレミアを迎え、世界の国際映画祭を席巻した。

特報では、新たに3枚の貴重なカットが解禁となった。

ショスタコーヴィチによるスコア(弦楽四重奏曲第8番)と共に、刹那的な荒々しさを感じさせる赤と黒の鮮烈なイラストをはじめ、ノートのページを思わせる白い紙に展開されるのは、ゴダール自身が書き記し、色付けした紙や写真、文章によって構成されたコラージュの数々。「感情(sentiment)」「情熱(Passion)」など断片的なワードが散りばめられたコラージュや、「暗い部屋で黒猫を探すのは難しい」から始まる独白が音符のように配置された一枚まで、彼自身にしかなし得ない総合芸術の一端が明らかになる。ゴダールに託された正確な指示をもとに、本作を完成させたのは撮影・編集を手掛けたファブリス・アラーニョは制作過程についてこう明かす。

「2020年1月、ジャン=リュックが仕事を進めるのに合わせ、私はテクニカルテストを行っていましたが、新型コロナウイルスによるパンデミックやロックダウンが進展に強くブレーキをかけました。そんななかでもジャン=リュックは紙の上での仕事を進めます。脚本を何稿も書き直し、この映画について告げようとしていました。そこには作るべき映画の神髄が見え、また原点に立ち戻る作業であり、その過程を通してすでに映画は存在していました!」

【作品概要】
映画界から永遠に去る直前まで、ジャン=リュック・ゴダールはこの短編映画に手を加え続けた。その手で書き、色を付け、紙や文章をコラージュした。さらに音楽とサウンドトラックの切れ目には、彼自身の老いた、穏やかな、そして激しく震える声を聴くことが出来る。自身をして「最高傑作だ」と言わしめた作品の全貌がついにスクリーンで明かされる。

『ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争』は2024年2月23日公開

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