【疑似カラー】 大船映画『家庭日記』(1938年公開)

11 Comments

  1. 高杉早苗さんは香川照之さんのおばあ様ですね、つまりスーパー歌舞伎の市川猿翁さんのお母様です。

  2. 桑野通子さんの演技が光っていましたね。偏見と悪女役(一郎の子ではないと悪態まで)できる女優が大人の味を出しているよう。本当に一郎の子かと疑わせる。ワザとらしい憎まれ役でしたが・・・。
    ウブカタ(佐分利さん)のウソに協力したキクエと,騙された格好の妻・ヒナコは幸せか。その大人?の方便は皆の幸福のためか?キクエやヒナコを軽く扱っていないだろうか。複雑な「夫婦」の関係でした。アップに感謝。

  3. 残酷な構図が隠れていた。邦子は恋愛感情を虐げられた人,早苗は夫に反論できない理解に努める“良妻”,そして通子は最も進歩的な女性だが,自殺に追い込まれた“悪女”その3種のタイプは〝現実的で生活(=カネ)中心の既成社会に対する問題提起であったと分った。最初の数分で親友同士の語らいで提示されていたのだ。曝露していたら失礼深謝。

  4. 最後急旋回したけど、身に積まされる良い作品だと思います。高杉早苗もいいけど大連行って帰ってきた桑野通子の演技が印象的です。時代を写したアップ有難うございます。

  5. これは傑作。昔の映画はよく考え構成していると感心。ありがとうございました。

  6. やっぱり吉屋信子さんの原作は流石ですね。筋立てがしっかりしていて面白いです。『嘘』も時には人を幸福にすることがある。私はこれが『家庭日記』(昭和13年)の主題だと思いました。桑野通子さん、蓮っ葉な女性の役うまいですね。高杉早苗さん、上品な奥様うまいですね。三宅邦子さんはオロナイン軟膏の宣伝の印象が強いのですが若い頃可愛かったのですね。

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