💬深川のはずれにある娼家のひとつ「蔦家(つたや)」。
その店はしっかり者の女主人お富と四人の若い娼婦らが住み、他のどの店よりも一番上手い商売をしていた。
武家の生まれだが、病身の夫と子供の仕送りのためにこの店で働いているという最年長のおひろ、肥えていて陽気なお吉、利口で軽口の上手いおけい。陰気で大人しいおぶん・・・
皆、運命に翻弄され、流れ流れてこの商売へ辿り着いた女たちであった―。
🔷短編集「つゆのひぬま」から 表題作『つゆのひぬま』を朗読します!🔷
【登場人物】
お富 ---- 娼家「蔦家」の女主人。
おひろ ---「蔦家」の姉貴分の妓。
おぶん ---「蔦家」の妓。
お吉 ----「蔦家」の妓。
おけい ---「蔦家」の妓。
増次 ---- おぶんの兄。
良助 ---- 元「よし川」の下働き。
おかね ---「蔦家」の飯炊きの老婆。
久兵衛 --- 番太。
万吉 ---- 料理屋「よし川」の主人。
お芳 ---- 万吉の女房。
金さん --- 夜番。
📌目次
00:00:00『オープニング』
00:00:31『しおり1』
00:10:21『しおり2』
00:20:49『しおり3』
00:32:05『しおり4』
00:42:48『しおり5』
00:52:38『休憩(64秒)』
00:53:42『しおり6』
01:04:31『しおり7』
01:15:33『しおり8』
01:25:03『しおり9』
01:36:05『しおり10』
01:46:44『エンディング』
💧つゆのひぬま(露の干ぬ間)
露がまだ消えていない間。
短い間・儚い時間の比喩。
👦🏻山本周五郎(やまもと しゅうごろう, 1903年 – 1967年)
山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。
1926年『須磨寺附近』が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。
『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。
以後、亡くなる直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。
人間に対する深い愛と洞察力で多くの読者の支持を得た。
中でも『青べか物語』は著者畢生の名作として名高い。
1920年『廣野の落日』
1934年『明和絵暦』
1938年『風雲海南記(旧題:浪人時代及び武士道春秋)』
1942年『日本婦道記』
1943年『新潮記』
1946年『柳橋物語』
1948年『寝ぼけ署長』
1950年『楽天旅日記』
1951年『山彦乙女』
1951年『火の杯』
1952年『風流太平記』
1953年『栄花物語』
1953-54年,1956年『正雪記』
1954-58年『樅ノ木は残った』
1958年『赤ひげ診療譚』
1959年『天地静大』
1959年『五瓣の椿』
1959年『彦左衛門外記(旧題:ご意見番に候)』
1960年『青べか物語』
1961年『おさん』
1962年『季節のない街』
1963年『さぶ』
1963年『虚空遍歴』
1966年『ながい坂』
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1 Comment
素晴らしい朗読を、ありがとうございました