男性同性愛を禁ずる刑法175条のもと、愛する自由を求め続けた男の20余年にもわたる物語『大いなる自由』から「異常なのはどちらなのか?」隠しカメラ映像を証拠に粛々と進む裁判…驚愕の本編オープニングシーン解禁!
2021年カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞受賞、2022年アカデミー賞 国際⻑編映画賞オーストリア代表作品『大いなる自由』を、2023年6月16日にオープンとなるBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて7月7日より公開。
Bunkamura初の配給作品となる本作は、戦後ドイツで男性同性愛を禁ずる「刑法175条」のもと、「愛する自由」を求め続けた男の20余年にもわたる闘いを描いた、静かな衝撃作。
この度、本作の本編オープニングシーン映像を解禁。
1968年、西ドイツのある男子トイレに秘密裏に取り付けられた隠しカメラ。それに気づかず真っすぐレンズの方を見つめる若い男と、それを外から眺める中年の男ハンス。ふたりは人目を気にしながら同じ個室に入っていく。この様子を映写機で流すのは、ハンスを刑法175条違反で処罰するための裁判の場だ。粛々と審議は進められるが反論の機会を与えられることもなく、あっさり<執行猶予なしの懲役24か月>の判決がくだる。車で刑務所に連行され、入所の手続きを行うハンスはどこか淡々としていた…。
終戦後の1945年、恋人と共に投獄された1957年、そして刑法改正が報じられた1968年という3つの時代を行き来しながら、決して愛する自由を諦めないハンスの闘いを描いていく本作は、時代の最後となる1968年から始まる。脚本も担当したセバスティアン・マイゼ監督は、「劇中に登場するような、隠しカメラでの監視はかつて実際に行われていました」と語る。
ドイツを含むいくつかの国でかつてこうした映像が秘密裏に撮影され、監督がこうした隠しカメラの映像と出会ったのは、アメリカに公的記録として残されていたフィルムをもとに作られたあるインスタレーションだったという。その上で、「男性同士の恋愛が犯罪とされていたため、彼らはつかの間の出会いの場を作る必要があったのです。その中には、“クラッペ”と呼ばれる男性用公衆便所も含まれていて、風紀警察が知恵を絞り、熱心に探っていました。映像を見ると、“異常なのは撮る側と撮られる側のどちらなのか?”という疑問が湧いてきます。それらの映像を見たとき、これを映画の始まりにするべきだと思ったんです」 と解説し、こうした状況への疑問をにじませる。
『大いなる自由』は2023年7月7日公開
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ハリウッドはジャニー喜多川を映画にするべきだ。