「台湾巨匠傑作選 2020」で、本邦劇場初公開となる台湾映画界の巨匠ワン・トン監督の大作『バナナパラダイス』の予告編が到着した。

ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンが牽引した台湾ニューシネマの名匠ワン・トン監督。ワン・トン監督は、彼らの活躍以前から、時代の変化を予兆するかのように骨太のリアリズムで映画を発表し、プロデュースまた美術指導としても多くの傑作に携わった。名作『無言の丘』『村と爆弾』のほか16本の監督作品に加え、『熱帯魚』『藍色夏恋』などのプロデュース、100本以上の作品で美術指導を担当した台湾映画界のレジェンドだ。2007年に台湾文芸界における最高栄誉賞である国家文芸賞を、2019年には金馬奨の名誉賞である終身成就賞を受賞した。そんな正真正銘の台湾の巨匠監督の大作が、本邦劇場初公開となる。

1949年、幼なじみのダーションを頼って国共内戦中の国民党軍に潜り込んだ青年メンシュアンは、寒風吹きすさぶ荒涼たる中国華北から、バナナが実る緑豊かな南国台湾へとたどり着く。その新天地で2人にスパイ容疑がかけられ、メンシュアンは命からがら部隊を逃げ出す途中、ある男の臨終に出くわしたメンシュアンは、その妻ユエシャンに彼女の夫になりすまして仕事に就くことを持ち掛けられる…。

大陸から台湾へ渡り数奇な運命を辿る男の半生を綴った本作は、『村と爆弾』(87年)、『無言の丘』(92年)と共に、台湾ニューシネマの名匠ワン・トン監督の<台湾3部作>と称される。名を変え、身分を偽り、他人の人生を必死に生きるメンシュアンを若き日のニウ・チェンザー(『風櫃の少年』主演、『モンガに散る』『軍中楽園』監督)が好演。ダーションを演じたチャン・シーは、金馬奨で最優秀助演男優賞を獲得した。

「台湾巨匠傑作選 2020」は4月18日~6月12日に新宿K’s cinemaにて開催される。

『バナナパラダイス』
■1989年・台湾/148分/カラー [原題]香蕉天堂 [英文タイトル]Banana Paradise 第26回金馬奨最優秀助演男優賞
■監督:ワン・トン
■出演:ニウ・チェンザー(鈕承澤)、チャン・シー(張世)、ゾン・チンユー(曾慶瑜)、リー・シン(李欽)、ウェン・イン(文英)

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3 Comments

  1. 面白そう。しかし、中国という国は恐ろしい。台湾は台湾でいて欲しい。

  2. 日本支配下での台湾人による日本人の結婚式💒での日本人虐殺も台湾で映画化され、日本でも公開されました。

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