春、新しいランドセル、新しい教室――。期待に胸をふくらませて始まるはずの新学期。しかしその一方で、いま「学校に行けない」子どもは年々増え続けています。文部科学省の調査では、小中学生の不登校は約35万人と過去最多を更新し、小学生でも増加傾向が続いています。

「うちの子に限って…」そう思っていたはずなのに、ある日突然、「学校に行きたくない」と言い出したら――。

今回は、小学1年生の娘が入学早々つまずき、不登校になった家庭をリアルに描いた『娘が小1で不登校になりました 先生が怖くて学校に行けない』(ことり 著/KADOKAWA)を一部を抜粋してご紹介。

娘の不登校の理由は“担任の先生が怖い”という、どこにでも起こりうる出来事でした。

親としてどう受け止めるべきか、学校とどう向き合うのか――。出口の見えない葛藤の中で揺れる母と娘の姿を描きます。


意を決して「娘が先生を怖がっている」と伝えた母だったが…

「先生がこわい」と言い出し、登校をためらうようになった小学1年のこっちゃん。

少しずつ話を聞いていく中で見えてきたのは、“怒られるかもしれない”という強い不安と、宿題を出せないままになっていたという教室での困りごとだった。

休んだ初日の夕方に、担任の先生から電話がかかってくる。入学式以来、ほとんど話したことのない先生と、初めてきちんと向き合う時間だった。

最初、言葉を選びながら状況を説明していた母だったが、遠回しではなかなか状況が先生に伝わらない。そこで、意を決し、正直に先生に話すことにする。

「先生が怖くて、学校に行けないと言っていて…」

迷いながらも打ち明けたその瞬間、電話口から返ってきたのは、予想外の反応だった。

「うんうんうん」

何を話しても返ってくるのは“うんうん”だけ。さらに続いたのは、「何が原因ですかねぇ」という、思わず耳を疑うような一言。母の頭に浮かんだのは、「いや、原因は先生なんじゃ…?」という戸惑いだった。

この言葉の裏にあった、先生の本当の意図とは——。

続きは本編で。


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