妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』

目黒幸彦さん(仮名・58歳)は、結婚25年目を迎える。モラハラ気質な言動が目立つが、本人はこれまでの人生を「上手くやってきた」と信じて疑わない。しかし、例年行われてきたGWの親族集結が中止になったことを機に、家庭内のパワーバランスは崩壊へと向かう。

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「実家で母と暮らしている兄の嫁が、親戚の受け入れを拒否したというんです。兄には『一家の主なら、なんとかねじ伏せろ』と言ったのですが……」

そのやり取りを横で聞いていた妻が、静かに告げた。「私も今年から、もうあなたのご実家には帰りません」と。

「驚きましたよ。『なんでだ? お前まで何言ってるんだ』と思わず突っ込んだのですが、妻の反応は冷ややかでした」

—その

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