Z Venture Capital(ZVC)は15日、量子技術を用いた AI データセンター向け次世代サーバーを開発する Sygaldry への投資を発表した。調達額およびラウンド名は明らかにされていない。 AI の大規 […]

Image Credit: Sygaldry

Z Venture Capital(ZVC)は15日、量子技術を用いた AI データセンター向け次世代サーバーを開発する Sygaldry への投資を発表した。調達額およびラウンド名は明らかにされていない。

AI の大規模学習には膨大な計算資源が必要だ。リリースによると、電力消費量は約100MW(原子力発電所1基分に匹敵)に達することもある。データセンター事業者にとって、処理速度の向上と電力コストの削減は常にトレードオフの関係にあった。GPU の性能向上だけでは限界があり、根本的に異なるアプローチが求められている。

Sygaldry が開発するのは「量子加速 AI サーバー」だ。同社のアプローチは単一の量子技術に依存しない点が特徴となっている。計算と記憶には「物質系量子ビット」と呼ばれる高精度な量子素子を使い、データの転送には「フォトニクス」、つまり光子を用いる。量子ビットは通常、極低温環境が必要だが、光子は室温で高速に情報を伝送できる。この2つを組み合わせることで、精度と速度の両立を目指す。

一方、従来の光子技術は、光子がいつ発生するか予測しにくく、確実に捕捉するために大量の機器を冗長に配置する必要があった。Sygaldry の技術は、必要なときに必要な光子を生成できるため、装置の小型化とコスト削減が可能になるという。

さらに、既存の GPU インフラと並列して導入できる設計を採用しており、データセンター事業者は現行システムを置き換えることなく、量子加速サーバーを追加する形で導入できる。

想定顧客としてハイパースケーラーや AI ラボが挙げられている。

via PR TIMES

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