ゴルフの国内男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)が、ツアーの活性化と収益化を目指し、投資ファンドの日本産業推進機構(NSSK)の出資を受けることになった。2027年からは、新体制でツアーを運営する。
日本のゴルフ界は、富裕層を含む800万人の競技人口と、1兆4000億円の市場規模を持つ。しかし、足元の男子ツアーは、2026年の試合数を見ると、ピーク時から半減。賞金総額も減少傾向と、苦境にあえいでいる。
2025年、賞金王に決まりボードを掲げる金子駆大(写真右)。しかしその金額は、世界ランク1位の選手と比べると大きく差が開く(写真:共同通信社)
蔓延する閉塞感を打ち破るため、今後は営業やPRなどの営利事業を、NSSKが100%出資する新事業会社に移管。稼ぐことを前面に押し出したビジネスモデルへ転換していく。投資ファンドによるテコ入れに打って出た格好だ。
最大200億円の投資で男子ゴルフツアーを再生
男子のゴルフツアーに投資するのは、日系投資ファンドの日本産業推進機構(NSSK)だ。
報道によれば、今後5~10年で150億~200億円を投資する構想で、両者は新事業会社の「ジャパン・プロゴルフツアー(J-Tour)」を新たに設立して、ツアー運営権を移管する。JGTOは今後、ツアー選手と競技の管理や次世代育成に特化していく。
NSSKは、日本企業を中心に投資や買収をするための2500億円の4号ファンドを立ち上げている。
J-Tourの代表に就くNSSKの津坂純社長は日本経済新聞のインタビューで、「150億~200億円くらいを資本金として、4号ファンドから入れる」と明言。同機構のホームページでは、「本件は、日本男子ゴルフツアーの対象事業を新会社へ承継し、持続性と収益性、価値創出を実現するスポーツビジネスとして再構築することを目的とする」としている。
J-Tourの設立によって、男子ゴルフツアーの運営体制は大きく変わる。

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